#59 Article 569 Posted at 1992/03/23 23:23:21 by 夏のこたつ (MAP2513) []
Subject: Re: 10周年? /568
>独裁はある意味では人間社会の理想なのかもしれない(これは、あくまで ラインハルトの場合、それまでが悪すぎたという幸運に恵まれただけだと思います。 同盟の腐敗した政治の後でさえ、ハイネセンでは反乱が起こったでしょう。 おそらく遠からず帝国側でも同じ事が起きて、ラインハルトは歴史的には専制政治と 民主政治の橋渡しの役、というような評価を与えられるのではないでしょうか。 この一連の話で非常に疑問なのは、同盟に比べ帝国側は人権の思想などから見られる 教育水準を推察するにそれほど高いとは思えないのにもかかわらず、それが国力として 反映されていない点です。人材の厚みはどうみても同盟側の方があると考えるのが 合理的でしょう。さらに言えば、個人個人や多くの組織の利害が複雑に錯綜する近代 社会では、どんなに公平とみられる政治を行っても不満を持つ層が出るのは避けられ ません。あるいは景気の変動に見られるように社会の状態に好・不調の波があることも あります。民主主義の良い点は、政治家が失敗(でなくても、世間にそう見えた時) したときにあります。その時自分達が選んだ人だからとあきらめられることは決定的な 意味を持つでしょう。あきらめられないときどれほどの社会不安が出現するかはいう までもありませんね。それに、時代の変動は大きいものですから、技術のみならず 政治家も使い捨てにせざるを得ないのです。近代史の中で最も有能の部類に入れて よさそうなチャーチルやサッチャー、あるいはゴルバチョフ等等でさえ最後には ああなったのですから。 今の日本だけど、これはこれでそれなりにマシなのかも知れない。 日本人は何かに付け要求水準が高いし、海外に行くと評価されている政策も少なくない とか。アメリカやドイツなども、国内の政府に対する痛罵はなかなか強烈で、民主主義 の宿命でしょう。 現在科学者達は、将来人類が宇宙に進出したとしても、その広大な距離から文化的な 孤立性は高まり、長い年月のうちに異星人同様の関係になるち予想していますが、 私もこれに賛成です。人類社会がすべて同時に堕落していく宇宙史の設定は無理が あるでしょう。超光速通信があっても、情報統制を完璧にするなどちょっと無理。 銀英伝は確かに色々な示唆を与えてくれますが、特殊な設定の下でのみ成立している ことを忘れるべきではないと思います。 以上です。このボードで最長の書き込みかもしれないな(^_^;)ヨテイガイ・・・ 某ネットは未読の山が怖くて逃げてる MAP2513 夏のこたつ