#5 Article 2135 Posted at 1990/06/24 11:35:35 by あっぷる (MAP805) [NADIA]

Subject: Re:*24 今日のナディア /2134 ........ /2102 /2101

あっぷるのナディア打ち切り当然論です。

少し長いので、読みたくない人は、CTRL-C してくださいませ。


このボードで、ナディア打ち切りの話が出ていましたが、僕はこの話、

当然のように受けとめています。これから、その理由を説明いたしますが、

話を理解するために、以下の前提をまずお伝えしておきます。

	・ナディアの放送している局がNHKである。

	・NHKは受信料をとって経営している。

	・僕はナディアのファンであり、終わって欲しくないと思っている。

ではいきます。


今回の話、及び今回の話に対するこのボードでのやりとりを見て特に思った事は、

	「ナディアの面白さは、普通の人には理解できないだろうなぁ」

ということでした。対消滅エンジン? そんな話、普通の人がついていけますか?

日常茶飯事の誰でも知っている常識から推測が可能な事ですか? どう考えても

答は否ですね。もしこのような言葉が作品中に出てきたとき、皆様はどのように

考えますでしょうか? どのようなエンジンか予想をつける? できますか?

このボードで見る限り、および自分の立場においても、「宇宙戦艦ヤマト」と

結び付けて考えることが、我々の常識的手段となるでしょう(別に実際の物理法則

と結び付けても構いませんが)。ここでの問題は、その必要性が「一般的ではない」

という事なのです。誰でもがそう易々とできる事ではないのであれば、それが

容易に受け入れられるものではなく、拒否反応を起こされても当然と言うことが

できます。ここで一つ例を上げてみましょう。ナディアと同じGAINAX

の「トップをねらえ!」についてです。この作品の一般ビデオとしての批評を

皆様は見た事がおありでしょうか? 「難解」というレッテルがはられていると

思います。問題は「SF科学講座」にあります。知識があればあれを冗談として

受けとめる事が可能となるのに、ない故に本当の事と感じてしまい、その結果として

「難解」のレッテルをはられてしまうわけです。

 さて、ここまで書いてきましたが、ここまでのうちで「一般に」という言葉が

頻繁に出てきた事と思います。この「一般に」という言葉、通常のアニメ作品に

おいてはほとんど必要とならない言葉ですが、ナディアに対しては必ず付いてまわる

言葉です。なぜでしょうか? それはNHKだからです。NHKが受信料をもらって

経営している企業だからです。受信料を払う人々とは誰でしょう? SFや

アニメに詳しい人々だけですか? ナディアの話を理解できる人の方が多いと

思われますか? どう考えても理解できる人の方が格段に少ないと言えるでしょうね。

ならば企業としてのNHKはどうすべきなのでしょうか?

 さて、問題提起をしてさらに話をすすめます。AKIさんの言葉に、NHKの

人はナディアを見ていないのではないか? というような発言がありましたが、

僕は逆のようにとらえています。NHKの人はきっと見ています。で、きっと

理解できていないと思います。そして恐らくは、だまされたと思っている事でしょう。

NHKはこの時間のアニメ作品において、必ず原作のある作品を要望します。

それが一般的に受け入れられる最低ラインを保証するものと考えているからです。

そしておそらくは、名作シリーズとしてあの時間を割り振っていると思われます。

しかし、現実のナディアをみると、NHKの意図とは別の方針によって作られている

ととられてもおかしくない作品として仕上がっています。

NHKとしてもナディアの人気はわかっているでしょうが、おそらく

「お○くのためにあの時間を提供しているわけではない」と考えているでしょうね。

少なくとも、ナディアによってNHKのアニメに対するイメージは

かなり低下したと思われます。


以上問題提起のみで核論を避けていますが、僕の言いたい事は

だいたいわかっていただけたと思います。

ナディアの唯一の失敗は、NHKでやる事にしたという事ですね。

打ち切られて当然でしょう。

また、打ち切り反対行動をおこしたところで、どうなるというものでもないでしょう。

ナディアは、その一部の人だけに対する面白さを追求しています。NHKが納得

するには、その面白さを犠牲にする必要があります。


					あっぷる


P.S. 最近のアニメは「一般の」人にわからない傾向が強まりつつあります。

   例えば「ようこそようこ」。あの話、子供には難しくてわかりにくい

   でしょうね。おそらく僕みたいな人を対象として作られているのでしょう。