#5 Article 1219 Posted at 1990/02/12 19:56:28 by ISAM (MAP1129) [ONEAMIS]
Subject: Re:*10 オネアミスはこちらっ /1218 .... /1208 /1206
我々がまるで感動できない映画産業なるものに対する皮肉が、「オネアミス」賞賛の 一方の端にあることを考えなければならないと思います。 まるで見えない蜘蛛の糸に絡め取られたかのように不自由でつまらない日本映画なる 不可解な存在。しかし、オネアミスは宮崎駿というよりはむしろ日本映画で、エンター テイメントというより共産主義なのです。 貧しい生産体制を誉め讃えるところからしてすでに学芸会の世界であり、オネアミス において特徴的な、音楽という部分がじつは今となってはアカデミー賞受章者という個 人的に富める(才能的にも)ものであるという所がすでに破綻している所以でしょう。 宇宙軍ってのはいわゆるクズであり、「クズだって頑張れば・・・」というのがオネ アミスの夢でありエンターテイメントなのに、そこに「クズである私について」という なんか訳のわからん演出が挿入されてしまって、「結局のところクズではなかった」と、 最終的には見る人間を騙すところに不誠実さがすかして見れるのです。 結局のところオネアミスがなんでスカしているかというと、貧しい自分たちを讃える 映画になり下がってしまった部分が、同じく内的に貧しい我々に対しては内輪受けとし か見てとれないところでしょう。 むろん、精神的に内輪に入れてしまうという、卓越した人には素晴らしい映画かもし れませんが、そういう人はガンヘッドだって面白いのでしょうね、やっぱり。 へろへろへろろへろへろ ISAM