#43 Article 3499 Posted at 1994/12/25 19:48:29 by しっぽ☆ (MAP2611) [EVENT]
Subject: Re:*4 ようこのイベントから帰還(途中) /3497 ... /3495 /3494
「早起きに備えて早く寝なきゃ」とか行っておきながら、渋谷に着いた時には集合
時間の11時までもう15分ほどしか残っていなかった。さらに会場である「ジ・
エアー」へまっすぐ向かえば良いものを、駅から正反対にある渋谷アーチェリーへ
買い物に行っちゃったりした為、公園通りを防寒具の詰まったでかいカバンとギター
を抱えて疾走するハメになってしまった。
「ジ・エアー」に着くと、そこにはホールいっぱいに並べられた椅子とそれに座って
いる満員の人。「70人の参加申込」と言ってもお金を添えて申し込んでいる訳でも
無し、せいぜい参加者はその7~8割程度ではないだろうかと想像していたのだが、
あにはからんや申し込みした以上の人間が集まっているようだ。ざっと見回し、メイ
プルで見慣れた人間がちらほら居るのを確認して、なんとなくほっとする私であった。
案内状によると「コスプレがOK」との事だったので、いろんなコスプレが見れる
かと期待していたが、ざっと見渡してもほとんどみんなふつうの格好である。2人
ばかり、ようこの格好をした女の子がいる程度だ。もっともロボット物や魔法物じゃ
あるまいし、普通に街角を歩いていた登場人物のコスプレをしても特に目立つ訳で
はないのだけれども。
会場に着いた時には11時を少し回っていたように思えるが、なんと受付はまだ済
まされていなかった。一端全員を入れて椅子に座らせた上で一列づつ会計を済まし、
それらの物を渡すという手間をかけていた。会場入口で参加費を払い、パンフや名札
等を受け取るものだと思っていたので少々意外に思った。単に手際が悪かっただけ
のようだ。(これに限らず、手際の悪さ、段取りの悪さというのは正直言ってかなり
目についた。にもかかわらず滞りなくイベントが終わったのは、ひとえに参加者の
我慢強さと長時間の貸し切りにしたという事に寄る物が大きいと思う(^_^;))
遅れて行った為か、一番前の列しか開いていなかったので、私は一番前の右側に
座った。映画館などでも、スクリーンが見難いためにかなり混むまで埋まらない
席である(^_^;)。会計は前の列から済ませて行くので、後ろの列が会計を済ませる
まで時間が余る。その時間を使ってギターのチューニングを済ませておく。この
ギターは、長い事弦を変えていなかったのを、前日に急遽張り替えたばかりなので、
まだ弦が馴染んでおらずすぐチューニングが狂う。まあ、錆びた弦で指を怪我する
よりはマシだが。
会計が終えて、いよいよイベント開幕である。まず主催者の挨拶から、そして
順繰りに参加者一人一人の簡単な自己紹介へと移る。ようこのコスプレをした
スタッフの一人が自己紹介の為にマイクを持った途端、「ようこ、歌ってー!」
の声が客席から沸き上がり、その声がだんだん大きくなっていく。ここでやらねば
いつやるのだとの決心と共に私はギターをたずさえ前に出て、伴奏を始めるので
あった。思えば、この時点で私のこのイベントにおける役割が決まってしまった
ように思える(^_^;)
参加者一人一人が、自らの「ようこ」への熱い思いをこめた自己紹介を続ける。
さすがに、ネットのOFFとは客層が違う。南は鹿児島から北は仙台まで、全国
各地からいろんな人が集まっている。ずっと前から「ようこ」が好きだったのだ
けれども周りに仲間がいなくてずっと一人でファンをしていたという人。また、
関西の方のかたは「ようこ」の原体験が噂の「字幕付きようこ」だったという話
なんかも聞くと、本当に人によって「ようこ」への接し方というのは変わって来
るのだなと実感するのであった。また驚いたのは、「メイプルのアーティクルを
見てこのイベントを知りました/来る気になりました」という方が大勢いらした
ことである。と言ってもみんながメイプルの会員だと言う訳ではなく、メイプル
のIDを持っている人がこのボードで情報を知り、地元のネットに転載したのが
きっかけでそのネットぐるみで参加する事になった、というパターンが多いよう
に思えた。70人と言う爆発的な参加人数の原因の一つとして、メイプルのボード
に情報がUPされたという事による物があるのかもしれない。
自己紹介を終え、上映会へ移る。参加申込のハガキに上映を希望する話を書いて
投票する事になっていたのだが、書き忘れていた人が(私も含めて)かなりの人
数が居た。そこで、ハガキ投票によるランキングにハガキ投票をしていない人の
投票を加えて上映する話を決める事になった。どれもかなりの僅差であったので、
こんなイベントもなかなかに盛り上がった。結局、「雪のラビリンス」と「地球
の酸素のなくなる日」の2作品を上映する事に決まった。大画面で見ていると、
今まで気がつかなかったところに気がついたりする。私はこれを見るまで、「地
球の酸素の無くなる日」でサキさんがブランコに乗ってしていたVサインがバル
タン星人だったということを知らなかった。大地さんの農場でムーがさりげなく
リスを口説いていたことを知らなかった(^_^;)
上映会が終わり、椅子を片付けて机をだし食事が出される。出されたメニューを
見て唖然、そして納得。飲み物は「梅ッシュ」に「トマトジュース」、食べ物は
「クラブハウスサンド」である。こだわりだなあ。クラッカーを鳴らして祝い、
乾杯をして食べ始める。とりあえず腹が満たされた所で、知らない人に声をかけ
て回る。こういう場所では、ついつい知っている同士で固まってしまいがちだけ
れども、それではいつものOFFと変わらない。私はいつも、出来るだけいろん
な人と話をしたいと思っている。今回はこれが成功だったようで、ここでたくさ
んの人と顔見知りになれたおかげで後々まで楽しく出来たと思う。他ネットの方
々とも交流のひとときを持てた。メイプルのアクセスNo.を伝えたので、その
うち幾人かはいずれここへいらっしゃることもあるかも知れない。
食事が一段落して、ビンゴを始める事になった。渡された5×5の升目にキャラ
クターの名前を書き込んで行く。主催者の用意した箱の中にはキャラクターの名
前を書いた紙が70枚程度入っていて、それを一枚づつ引いて書いてある名前を
読み上げる。読まれたキャラクターの升を塗り潰して行き、塗られた升で「Y」
「S」「H」のどれかの文字(それぞれようこ、サキさん、ほっきょんのイニシャル
という事)が出来ればビンゴ、というルールである。メインとなる賞品は近永夫妻
提供のイラストボードである。とても(!)よい出来で、ぜひ欲しい!と思える
賞品である。その他には参加者提供のイラストボード、セル画、ガム、等が賞品
として提供された。「裏ビンゴでは有りません」という主催者の言葉を信じ、
レギュラーまたは準レギュラーと言えるようなキャラクターを必死こいて25人
思い出し升目を埋める。
さて、ビンゴ開始である。「あきら」「子雀」「老雀」「チチ」「一郎」
「サイクル・ジャクソン」「マラドンナ」・・・劇中では名前すら呼ばれなかった
キャラクターについては私はその顔を想い出す事すら出来ない。どこが裏ビンゴ
じゃないって・・・? 升目はいっこうに埋まらない。そうこうしているうちに
近永イラストは取られてしまった。何とか滑り込みでセル画が貰えたものの、
箱の中に入っている紙が全て無くなってもビンゴにならない人間が続出。理由は
一つ。サキさんとほっきょんの名前が入っていなかったのだ。この二人を重要な
位置に書いていた人間はすべからく全滅するハメにおちいってしまったのである。
ビンゴを終えて、再び机を片付けて上映の準備を始める。私が受付の時に「時間
があればかけて下さい」と渡してあったETCビデオを上映するようだ。全部を
上映すると時間を食うので、とりあえず「最高傑作」との誉れ高い「虹の都」と
「クリスマス・イヴ」の二つを頭出しして渡してあった。すでに何度も見た映像
だと言うのに、その場の雰囲気だろうか、元になっている映像をついさっき見た
ばかりだからだろうか、見ていて目頭が熱くなるのを押さえられないのには困った。
私はこの時点ですでに「ビデオの提供者」などでは決してなく、たんなる素晴らし
い作品に感動している一視聴者にすぎなかった。スタッフの中にETCビデオの
ことを知っている方がいらしたらしく、上記2作品の他に「アクティブ・ハート」
も上映された。それもきちんと(^_^;)「俺ら宇宙のパイロット」に続けて上映され
た所が、わかってるなというかなんというか。
参加者の中にバイオリン持参の方がいらしたので、しばしリサイタルをする。
「ラビリンス」の中で「青年」が最期に演奏する曲を披露して下さった。その後
シメとして、みんなで「ようこ」の歌を一通り唄う。皆さんノリがよく、私が
少々トチっても付いて来てくれる。普通ギターの伴奏にのせて唄うというのは、
やった事の無い人には難しい所があるものだけれど、皆さん何度も曲を聞いてい
て、それも劇中でいろんなアレンジをされて唄われているのを聞いているからか、
なんなく乗って来てくれる。あれだけの大人数で、あんなに気持ち良く唄えたの
なんて始めてかもしれない。いいなあ・・こういうの。主催者も参加者も一緒に
なってイベントを楽しむっていうこういう感じ。営利団体の主催するイベントで
は味わえない、「楽しみを享受するだけの参加者」でも「準備にかけずり回るだ
けで楽しめないスタッフ」でもない、両方とも共にイベントを盛り上げ、楽しむ
事が出来る。こんなイベントはそうそう体験出来る物じゃないと思う。
しっぽ☆