#40 Article 5312 Posted at 1999/03/13 03:11:23 by カモチャン (MAP4413) [COMIKET55]
Subject: コミケ55>戦利品報告
「野火ノビタ批評全仕事 総評」 これは野火ノビタさんが今まで同人誌に書いた批評を再録したも ので、批評対象になっているのは、「エヴァ」,みうらじゅん「ア イデン&ティティ」,車田正美,富樫義博、そしてやおい少女です。 ハッキリ言ってこの本は厚く、「別冊宝島」並です。つまりそれ だけ文字が延々と散りばめられ、手にすると最後まで読むことが出 来るのかと怖じ気付いてしまいますが、私は彼女の作品や批評を読 んでいたので、これを信頼して買いました。 私はみうらじゅんさんや富樫さんの「幽遊」は全く読んでいない のですが、それでも彼女の書く文章にグイグイ引き込まれて、最後 まで興味を持って読むことが出来ました。彼女は前書きで「自分は 馬鹿だ」と言っていますが、理路整然とした自分の信念を持ってお り、またどうも心理学の勉強をしいたようで、作品に対する熱意が 暴走せずにキチンとした批評になっていました。それに彼女自身何 か背負ったものがあるようで、この点も影響しているでしょう。 以前に紹介したアングラ声優本みたいに行き着くところまで行け ば逆に拍手を贈りたくなりますが、たいていの独りよがりの批評は オ○ニーを見せられているようで、読む方にとっては単に気持ちが 悪くなるだけです。ちゃんと冷静に批評を展開し、人に読ませる文 章になっているから、例えば「エヴァ」においては庵野氏の目に留 まり、彼と交流するにようになったのでしょう。またこれを公表し、 「エヴァ」については「エヴァ批評家として死にました」と宣言し ていました。 私が一番興味を持ったのは「エヴァ」と並んで「やおい少女解剖 学」でした。何故「男X男」でなければならないのか。何故描き続 けるのか。この文章を読んでいて、まるで「性同一障害」みたいだ けど、またそれとはちょっと違う「人の心理」というのを感じまし た。全部が全部というわけではないはずですが、それでもこういう コンプレックスを抱きつつ「やおい」を描いている人がいるのかと、 次回の夏コミで彼女たちを見た時、今までとは違う思いになるでしょ う。 文字が嫌いでない方には是非お薦めします。 「HOLIDAY SALE19」 「HOLIDAY SALE20」 これは、18禁でない創作漫画本です。私は、この人の描く線の 細い感じの女の子が好きで、ただ女の子が可愛いだけでなくキャラ がちゃんとたっており、話しもしっかりしっているので、新刊を楽 しみにしています。 今回の2冊は、学園コメディーモノである文芸部シリーズのエピ ソードで、自主制作映画を作るというお話です。作者自身、自主制 作映画を作った経験があるようで、映画作りのチープな感じがよく 出ていました。そしてラストはこの手のエピソードにありがちなオ チでした。 作品の背景にCGを使っているけど、製作は結構大変ではないか な。CGのおかげでこの人らしい「ほわぁ~ん」とした感じを活き ていますけど。 「病院へ行こう!6」 この本は、医療関係従事者の人達による日常を綴った絵日記マン ガとコラムです。 自衛隊ほど浮き世離れしていないですから強烈な話しは無いです が、それでも部外者からは垣間みれない世界が見れて楽しいです。 医者って、給料の割に過酷な仕事だな~。 「Prolog vol.13」 これは少女子役のインタビューを中心に構成した本です。今回イ ンタビューしているのは、安藤聖&倉沢桃子ちゃん、佐久間信子ちゃ ん、石井明日香ちゃん、清水真実ちゃん、田中樹里ちゃん、赤羽瀬 里菜ちゃんです。 佐久間信子ちゃんと田中樹里ちゃんは「天才てれびくん」で見て いまして、テレビそのまんまの感じが誌面を通して伝わってきまし た。信子ちゃんは舞台でも活躍しているので、役作りとか楽屋での 話しもなかなか面白かったです。表面的には天然な娘ですが、結構 頭の回転が良さそうなので、今後更に活躍の場が拡がっていくので はないでしょうか。 カモチャン