#4 Article 492 Posted at 1989/08/15 01:09:30 by ポリアンナ (MAP014) [MAJOTAKU]
Subject: 魔女宅:なぜジジはしゃべらなくなったか
こんにちは。ポリアンナです。 ということで、ひさしぶりにまた魔女宅のことを書き込ませていただきます。 つまらないことにこだわっていますので、お暇な方だけお読み下さい。 (疑問点)「なぜジジはしゃべらなくなったか」 物語の中で、魔法の力が弱まったキキは、ジジと会話することができなくな ります。その後、ラストシーンでジジはキキの肩に飛び乗り、(私の期待とは 逆に)やはり猫の泣き声を発します。 そもそもジジは、キキが生まれたから一緒に育てられた猫で、使い魔的な存 在としてキキの分身となり、相談相手となり、またけんか友達でもあったと思 われます。彼と会話できないということは、キキにとってどんなに大きな意味 を持つか計り知れません。 ここで私が勘繰ってしまうのは、ジジが「13歳の」猫であるということで す。猫のことはよくは知りませんが(兎のことなら・・・、話題がそれてごめ んなさい)13歳のジジは、常識的にはもういい歳、いやもう寿命なのではな いでしょうか。とすると、ジジはなんらかの「魔法の力」によってこれだけ長 生きし、かつキキとの会話ができることになっているのでしょうか。そうだと 考えれば、キキの台詞の「ジジ?あなたことばどうしたの?・・・キキっていっ てごらん?」のくだりも理解できます。 では、これからキキは、以前のようにジジと会話することができるのでしょ うか。私の考えた可能性を羅列してみます。 1.キキの魔法の力が完全には戻っていないため、キキはまだジジのことばが 理解できなかった。したがって、もう少し時間がたてば今までのように会話で きる。一番最初に考え付いたのは、これでした。「キキの魔法の力が主となっ て」会話が成立していると考える場合です。 2.ジジはリリーと仲良くなったため、本来持っていた(持たされていた?) 魔法の力を失った。ジジにとっていままでキキは「唯一人」の相手であるが故 に会話できたのだが、ジジの心がリリーという別の存在に動かされてしまった ために、会話ができなくなった。この考え方だと、下手をすればもう2度とジ ジの憎まれ口を聞くことはできないかもしれません。 3.2と逆に、キキの心がジジ以外の人たちに向けられたために会話ができな くなった。1と似ていますが、「魔法の力が弱くなった」ためではなく、(初 恋?の相手としての)コポリなどにキキの心が奪われていたことが原因なのだ とも考えられます。キキの気持ちの整理がつけば、また以前のように戻れるで しょう。 4.ジジの役目が終わったため。お母さんのコキリさんにも、キキにとっての ジジと同じような猫がいたはずです。が、その存在は描かれていません。また、 キキという子供がいる今になっても猫がいるとなれば、逆に異常ともいえるの ではないかとも思います。ここで問題になるのは、「猫離れ」の時期です。 まず言えるのは、生涯の伴侶を見付けて一緒になる時に「猫」がいるのはや はり不自然だということです。この点ではこの考え方は3を支持することにな ります。 では、適当な猫離れの時期はいつなのでしょうか。それが、「13歳の自立」 の時だと考えるのには、それほどの無理はないように思えます。とすれば、こ れ以後キキはジジを必要としないのでしょうか?しかし、映画のエンディング でも見られますが、やはりジジはキキの側につきまといます。また、私の考え でもやはり、ジジはまだキキにとって必要な存在だと思われます。とすると、 今回は会話ができなくなり、そして次は・・・というように、次第にジジはキ キから遠ざかっていくのでしょうか? 今のところ、私が思い付く最適の解はこれなのです。 ひさしぶりに映画をみたこともあって、「魔女の宅急便」なかなか感動させ られました。ただ、子供にはちょっと難しい場面もあるようで、そういう点で は監督の言われるように「10代から30代までの女性のための映画」なのか もしれません。 それにしても、あぁ、素直な気持ちで作品を見られない自分が悲しく感じら れます。 ポリアンナ MAP14