#4 Article 1315 Posted at 1990/04/22 05:59:03 by ISAM (MAP1129) [LEO]
Subject: Re:*5 「ジャングル大帝」に対する暴言 /1313 ... /1303 /1299
うっ、ひどいっ・・・「どろろ」がないじゃないすか。 「悟空の大冒険」も素晴らしい。 MASAMI KUNは「とろろ」がお嫌いなの? あと、「トリトン」ってえのは手塚というよりも富野アニメという側面が・・・ MUKさんのおっしゃる、アニメの生産体制の問題ってえのは、宮崎駿が簡単に言う ような手塚治虫個人による決定的な失敗、というよりも、アニメというものに留まらず、 我々が今立っている、この場所、この現在の企業社会(語意が少ないの、ごめんなさい) 全体に関わる、ことだと僕は思っているので、ここでふれるのはやめておきます。 でも、個々に考えていかなきゃならないことなんですけどね。 旧「ジャングル大帝」は、くだらん話(暴言ということなので、ごめんね)が多かっ たですが、ある種の荘厳さというのがありました(まあ音楽がいいから)。 で、なんでくだらないのか、というと、時代の要請というものを生半可な形で受けて しまっているせいじゃないだろうか、と僕は思います。 手塚アニメ(というか漫画にもその傾向が強い、と言われているような・・・)のそ ういったトレンディーを追う、という性質がその時代自体を(今現在という時間の視線 でもって)冷やかに見てしまう自分にとってくだらんものに見える、ということなのか もしれませんが。 しかし、にもかかわらず荘厳ではあります。 それは、その時代にあった理想を追うという情熱が、首尾一環した自信てなもんが、 そういう美しさ、になってんじゃないかって思います。 しかし、今我々が見ている「ジャングル大帝」は、そういった美しさってな意味では 地に堕ちてしまったという印象が強いですね。 もう、レオは理想を持たないのです。 現状がただそこに大きな矛盾を持って存在するだけで、それに対して一貫した意志を 持って対処していくようなことは望めないのです。 これもまた、時代の要請と言えるかもしれませんが。 そういった意味で、制作者は正直だ、と僕は言いたいのですよ。 今、旧「ジャングル大帝」のようなものを作ったら、やはり偽善なんじゃないでしょ うか? 手塚治虫の負債というのは、「戦後民主主義」なるものの比喩として手塚という名前 を使っている、という面もあります。 まあ、でもこりゃ「甘え」と指摘されてもおかしくないような言葉づかいですね。 新「ジャングル大帝」が我々に突きつける課題、とでも言い換えればより適切かもし れません。 ISAM