#4 Article 1030 Posted at 1990/02/13 00:07:57 by W.M. (MAP009) [PERRINE]
Subject: Re: ペリーヌ モノガタリ ノ ゲンサク /789
最近、あまりにもやらなければいけないことが多すぎて、逃避に走ってい
る W.M. です。
その逃避の一環として、「家なき娘」の原作を読み始めてしまっておりま
す。再放送に追いつかないよう、まだ上巻の 2/3 ぐらいまでしか読みすす
んでいませんが、この原作がなんとも可哀いそうなので、ついアーティクル
を書いてしまいます。
まず、原作のほうは、パリ市に入る税関のところから話が始まります。で
すから、ポールとは仲良しにはなっていません。ペリーヌのお母さんは、ア
ニメーション作品版(以後、日ア版と記します)よりも、ずっとさびしい境
遇で亡くなられるのです(合掌)。
が、それはまだ仕方ありません。
一人旅を続けるペリーヌから 5 フラン銀貨をだまし取った、あの極悪非
道のパン屋のおばさんを、皆さんはご存知でしょう(あの回の話には、私も
ぶつけようのない憤りといったものを感じました)。日ア版では、あの後す
ぐにスイカ畑の人と仲良くなって、5 フラン銀貨を取り返してもらうのです
が、原作ではバロンを連れておりませんから、スイカ泥棒を捕まえることも
できません。貴重な 5 フランを失ったままでペリーヌは旅を続けなければ
ならないのです。
あぁ、かわいそうなペリーヌは、
「………飢ゑがいよいよ差し迫つてきてそのためにもう食べ物の事しか考
へられなくなつた少女は、ふと、小屋の屋根に混つた樺の幹を切つて食
はうかと思つてみた。…(略)…少女はそれがどんなにまづくても飢ゑ
が鎮まり腹の足しになりさえすれば、文句はいはなかつた。しかし呑み
こめたのは僅かで、ほとんど木の大部分は、口中でただ無益にもぐもぐ
やつたのち吐き出してしまつた。葉のほうはそんなに通りにくくはなか
った………」
といった(旧かなづかいですみません)、あまりにも哀れむべき状況にまで
落ちこんでしまうのです。
原作のほうがこれほどにまで可哀いそうだなんて、想像していなかった
MAP009 / W.M.