#35 Article 1773 Posted at 1992/01/15 06:35:06 by やーぷる (MAP2728) [HELLO]
Subject: らんま制作日誌・1
『格闘スケート編が熱闘編になった本当の理由(わけ)』 ――「らんま1/2」’89制作日誌より抜粋―― ―――――――――――――――――――――――――――――― ’89年8月に入ると,10月番組改編までの「らんま」の 放送は残すところあと7本となった.(9月23,30日は特番) だが――ここで思わぬ連絡がTV局から入電! ――「8月5,12日にナイター中継が入ります.尚,いずれも 東京ドームではありまっしぇ~ん」―― 制作は慌てた.すると,残りの本数は7本じゃなくて6本かも 知れない……それとも5本かも知れない…… しかし,流石は「らんま」制作班,数分後には完璧なOA予定 表が組まれたのだった. ア)放送が7本(ナイターがすべて中止)の場合 #14 格闘スケート(前) #15 格闘スケート(中) #16 格闘スケート(後) #17 骨盤占い #18 シャンプー登場 #19 必殺指圧拳 #20 さよならは言わないで イ)放送が6本(ナイターが1回だけ中止)の場合 #14 格闘スケート(前) #15 格闘スケート(中) #16 格闘スケート(後) #17 シャンプー登場 #18 必殺指圧拳 #19 さよならは言わないで ウ)放送が5本(ナイター両方とも決行)の場合 #14 骨盤占い #15 シャンプー登場 #16 必殺指圧拳 #17 さよならは言わないで #18 総集編 「ふふふ……これで準備万端,バッチリOKさ」 余裕でタバコをふかしていた.ところが―― 「順番が変わった場合の予告編は大丈夫? それと,8月19日 放送分からED変わるんだぞぉ.だから,放送回数が6本になるか 7本になるかで#15のEDが旧ED(プラトニックつらぬいて) か新ED(EQUALロマンス)かになるから,フィルム原版は 両方用意しておけよな~」 とのたまう御仁のお言葉に,我々は戦慄を覚えたのであった. 「し,しまったぁ~っっっ!」 つまり,『格闘スケート(後)』に付く予告は『骨盤占い』の 場合と『シャンプー登場』の場合との2通り,『格闘スケート (中)』のEDは旧EDと新EDの2通りをそれぞれ用意して おかねばならないのであったのだったんだ! これはナイター当日の天気を見てからじゃ遅過ぎるっ…… 「でも,#13で既に『格闘スケート(前)』の予告編放送 しちゃいましたね」 「いやぁ,あれは完全に間に合わなかったんだ.しょうがない」 「というと,今回は……?」 「え? 当然間に合うんでしょ!」 「うげげっ!」 ―――――――――――――――――――――――――――――― ――結局それがどうなったかは,周知の通り. 『格闘スケート(前・中・後)』は放送保留に,そして,8月 19日の#15の新EDは当時らんま制作進行だったC葉氏の 絵コンテ・演出により完成し,さらに,これまたらんま制作進行 だったN本氏の脚本による『総集編』はめでたくOA.の運びと なりました(でも総集編は制作No.がふられていない). ホントは編集や音響作業の段階でもっと大変なエピソードが あったのですが,以上がおおよその真相です. とりあえず,MAP2728 やーぷる でした ps.:実は,用意していた『格闘スケート(中)』の旧ED バージョンは,制作のミスで声優さんのクレジットが 一人抜けていたのを,ED担当の制作がこっそり後で 気が付いたのでした.あぁ,山寺さんご免なさいっ! 放送されなくて良かったぁ~. ちなみに,熱闘編での『格闘スケート』3部作は, 予告・EDともに熱闘編バージョンであり,しかも, 本編はいずれも約1分半ものシーンをカットしての OA.となってしまいました.