#256 Article 58 Posted at 1998/07/28 01:08:55 by 夏のこたつ (MAP2513) [NO.16]

Subject: 刻の迷宮

いろいろ忙しくてすっかり見るのが滞ってます(↑上のボードも ^^;)
ともあれ、重要なエピソード、コーヒーミルの回だけは見る。
いずれ宿題は片づけるとしても・・・・・(笑)

 久しぶりに見たところ、あんまり変わってないですね(^_^;)
このエピソードにしてこれ、というのがそもそもこのTVシリーズの
平均的水準を象徴していますね。

 何というか、以前にも書いたけど、とにかく軽い。原作では静的な表現が
きっちり決まっていて、あるシーン、あるセリフがリアリティに溢れ、
キャラに生命を与えているのに対し、無造作に流れていくだけの重みの無さ。
徹はもっと軽い現代的な若者にして、それが素朴で不器用な優しさが
感じられるように少しづつ表現を変えていかなければならないのに、
案の定全然出来ていない。文句を付けたいところは山のようにあるが、
百歩譲って他はメディアの違いと割り切っても、意味のない最後の解釈の変更は
ちと許しがたいものがある。
 元々のエピソードでは、由貴はAMPの一員であることが非常な心の
支えで、自らの拠り所であることが自然な前提であった故に、どうしたら
帰れるのかと思い悩んでいます。徹には好意を持っていても、いわば
アイデンティティたる部分がそうそう価値が低くなるわけではないです。
むしろそれであるからこそ、「君は帰れる、だけど、もし帰れなかったとしたら、
俺と一緒に・・・・・暮らさないか」という徹のセリフも真実の響きを
持つし、そこで消える由貴の切なさも伝わってくるのですが、今回の回を
見た人に、その重みは伝わったのでしょうか。「なんかあっという間に
なびいたなー。由貴ってこんなに惚れっぽかったけか?」という程度の
印象しかないように思うのですが・・・・・

 唯一良かったと思うのは、雨の描写ですね。これだけは非常に自然だった。
こういう配慮が隅々まで行き届けば、アニメにはそれなりの独自な魅力がある、
ということになるのでしょうが・・・・・

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