#23 Article 1955 Posted at 1997/03/02 01:00:54 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MEISAKU]

Subject: Re: もう一度名作劇場を /1952

私も最近のフジテレビの姿勢には不快感を持っている者ですが、それはさて
おきHEIDIさんの書き込みを読んで、
>                      余り知られてい
>ない事実ですが、このシリーズが始まった当時も今と非常に似た
>社会状況でした。
という歴史認識に疑問を感じたので、つっこませていただきます。

>        高度経済成長からオイルショックに至り社会は
>不安定になりモーレツ社員が持て囃され父親は日曜日位しか家に
>居ない状態でした。そこでせめて日曜日の夜位家族皆で観る事が
>出来る番組を提供したいと考えて製作されたのが「ムーミン」で
>あり「ハイジ」でした。
と仰ってますが、『ハイジ』が制作された1974(昭和49)年は、“モーレツ社員
型”と“マイホーム型”の中間で、仕事と家庭を両立させていく“バランス型
パパ”が主流を占めるようになってきた時代です。

 高橋茂人プロデューサーも
∥ 48年に、この企画をフジテレビに話をしたんですが、テレビ局のかたたち
∥は半信半疑でした。まあ、ヒットは無理だろうという空気が強かったですね。
∥ でも私にはそれなりの計算があったんですよ。この頃はちょうどモーレツ
∥からビューティフルへの別れ途の時代でした。石油ショックがあって、ただ
∥がむしゃらに働くことから“人間的な生活とは何か”が見直されだしたとき
∥でしたから、大自然と人間とのかかわりをうたいあげた「ハイジ」はかなら
∥ず受け入れられると思っていたんです。
と「ロマンアルバム19アルプスの少女ハイジ」(徳間書店)の中で述べています。

>           あれから23年の月日が流れ今の状況も全
>く同じ状況に在ります。父親は残業の連続で家に居る事はなく子
>供は塾に追われています。
 HEIDIさんも書いているとおり、現代の問題は子供がテレビを見る暇もない
くらい多忙なことだと思いますが、これも1974年と今では状況が違います。私
は'74年当時子供でしたが、塾に追われてはいませんでした。

 というわけで、当時と今が非常に似た社会状況だというのは変だと思います。
                                                高木志郎アオ (MAP3887)

 1974年の「腹腹時計」は東アジア反日武装戦線“狼”の出版した爆弾解説書
だけど、いま「腹腹時計」といえばKITAさんたちの描いた同人誌だし…(笑)。