#22 Article 1646 Posted at 1994/03/19 21:37:31 by ゆ~さく (MAP1754) [PURUTO]
Subject: Re: Re: Re: 『プルト君』を見てきたぞうぅぅ!!! /1643 /9715(#130) /9697(#130)
MUK氏のおっしゃる事は、私としては 「問題を論ずるならば誰でも知っている了解事項」だとしたいですね。 問題にしたいのはそれよりも『本当の所危険なのか、どうなのか』です。 人命がかかっている問題なのだから。 MUK氏の話のような「問題を論じるときに、まず最初に賛成反対双方が押えて おかなければならない基本条項」を解さないような反対団体側も問題だけど、 しかし動燃側も、もしそれが「本当に切実に必要」だと思っているのなら、 その「必要」な部分を真摯に、熱意をこめて、例え一度で判ってもらえなくとも 」何度でも何度でも説いて聞かせるべきなのではないでしょうか。 本当に必要だと考えるなら、真剣な熱意こそが、それこそが人心を動かし 社会を動かして行くのではないでしょうか。 それが何故あのような『誤魔化し・すり替え・詭弁』のフィルムになってしまうのか? とにかく一度、「プルト君」を始めとするフィルムを観てやって欲しいです。 「私は」これではとても信頼出来ない。 私からの話は「信頼出来ない」という事が論点なのです。 ちょっと謝らせて戴いて、私の文章の一部を訂正させて戴きたいのですが、 以前の文で「原子力開発やむを得なし」としていた私の考えが『正反対』に なったと書いた部所は「私が広瀬某のような原発反対運動家」になったと 思わせる表現であったので撤回したいです。 正しくは「動燃を解体・再編成して民間監視組織を原発内部に派遣する」 事を推したい。と言いたいです。 エネルギーは常に必要。私の考えでは人間は智恵の有るケダモノだと思う。 「食足りて礼節を知る」という文句がこれほど似合うイキモノはいない。 ちょっと恐慌が来ただけで、それはもう信じられない位 簡単に地獄の釜が開く。 ただし、それならば今のままでいいのだろうか? そうと言えるのだろうか?  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 以前、園田健一氏が熱心な反核論者で、それに対して原発を『弁護』するために 作った例え話がありまして、自分でも結構良く出来た比喩だと思うので、 ここで最後に「おとぎ話」の形で載せておきます。 _____________________________________ 昔、まだ人間がまだ「火」を持っていなかったころ。ある者が、火山から火を 取ってきて、かまどにそれを移す事を発明しました。 それはとても便利。冬でも寒くなく、凍った肉も柔らかくなり、しかも獣は それを恐れて逃げていきます。 火の中に泥をこねた物を放り込むと焼けて石のように固くなるので、それも 何かに利用できそうでした。 時を同じくして喧嘩好きの部族の長が、それで気に入らない隣の村の連中を 焼き殺すことを思いつきました。 効果は絶大。 隣村は子供一人残さずに全滅してしまいました。人々は震え上がりました。 また、村の中でも、火を平和利用しようとしていたある者の身体に火が燃え 移るという事件が起こりました。 その死に様は恐ろしいものでした。獣に食われるのでもなく、山崩れなどの 事故で死ぬのとも様子が違いました。 身体中が真っ黒に焼けただれ、「熱い、熱い。水が欲しい、水が欲しい」と 言いながらその者は死んでゆきました。 また、近隣の村村ではいざこざがエスカレートするうちに誰かが怒って、 森に火を放ったためにその辺り一体が大山火事に見回れ、周りの村全部が 飢え死にしてしまうという恐ろしい事件も起こりました。 村の平和を願う人達は立ち上がって、「火」反対運動を始めました。 「あんな恐ろしい物はない。あれに手を出すと罰が下る。今まで死んだ者は 神様の罰が下ったのに違いない」と言うのです。 村に一人の若者がいて、彼はいったい「火」をどう扱ったらいいのか、考えに 迷っていました。賛成したものか、反対したものか。 彼はその夜、夢を見ました。 もし人間が「火」を手放さなかった場合の、遠い未来の夢です。 「火」はまず、金属を加工する事を可能にしました。それで作られた武器や、 また火そのものを利用する恐ろしい戦争も数え切れない程起こりましたが、 やがて火で水を沸かす力を利用した素晴らしい機械で人々の暮らしが変わる さまを、木ではなく燃料を燃やす事で風よりも速く走り、音よりも速く飛ぶ さまを、大きな鉄の船で大海を渡ってゆくさまを、宇宙に飛び出すさまを、 火を使って得たエネルギーを使って遠くの人々を直接見たり、直接話したり する事によって喧嘩をしていた人々の誤解が解け、もうやめようじゃないか と話し合いだしたりするさまを見ました。 それは素晴らしい夢でした。今の自分達のみじめな境遇、いつ飢え死にする かも知れない、いつ自分や自分の愛する人が恐ろしい獣に襲われるか知れない、 飢饉が来ませんようにと毎日お陽さまにお祈りするしかない苦しい生活とは 比べ物にならない、本当に、本当に、素晴らしい夢でした。 彼は目を覚ますと、やっぱり火を手放すのはいやだと思い立ち「火」反対派の 人々を説得するため寄り合い場所に出かけました。 寄り合い場所では長が皆と論争していました。 実は長には火を戦争に利用する下心があって、いつでも簡単に種火が取れる ようにと、村のあちこちに火の入ったかまどを多く設置する計画をそれまで 推進していました。 しかし、それだけ多くのかまどを設置するには扱う人力も、必要な石の量も 大変なものです。 業を煮やした長は、住宅地のそこここに木製のかまどを設置し始めていました。 ひどい所では、藁の倉庫の隣に設置した所も有ります。 住民は流石に不安になって、本当に大丈夫なのかと長を問い詰めています。 「それでは これから2晩かまどに火をいれてこのまま放っておいてみよう。 本当に火が危険な物かどうか、見てみようじゃないか」 住民はなんだか複雑な表情をしていましたが、しぶしぶ長の言う通りにしました。 2日経ちました。かまどはまだ、火事を起こしていません。 「ほら見ろ、大丈夫じゃないか。だから私は言ったんだ。火は安全なんだよ」 若者は慌てて、「火」反対団体に入る決意をしましたとさ。 ゆ~さく。 P、S。「かまどの設置状況」については、これは例え話ですんで実際とは異なる 場合が有ります。しかし「長の話」については、実際のまんまです(笑)。 ^^^^^^^^^^^^