#212 Article 573 Posted at 1996/08/14 21:55:03 by 北小路あきほ (MAP4011) [TAIBATU]

Subject: Re: 水色時代における体罰の考察 (Re: ほとんど雑談、すみません) /569 /565 /564

>私は体罰に「愛のムチ」という面もあると思っています。

 現実にそうなんでしょうけど、実際現場では「愛のムチ」の愛なんて言えるのは
教師になってから数年間程度で、愛がすりきれてしまいムチだけが残るような気が
します。体罰教師は学校教育法11条の期限が切れる卒業式までに武道を習って生
徒より強くなっておく必要があるんだそうで。(そこまでやるか?)

 小学校の時の経験では、殴られるよりもずっと、一人呼ばれて長々と説教の
ほうが多かったので、説教教師になれないと体罰教師になるのかな?
 説教教師なのは、体罰によって強者が弱者に暴力をふるうことを覚えさせては
いけないという教育的配慮だと思います。(でもマスコミの影響力には負けますが)
 特殊な状況下、旧陸軍(私的制裁のある公認暴力集団)なんてのはおいといて。

 家庭教育の代替手段としてというのは、専門家としてレベルが低いのでないかと。
 片親やかぎっ子など問題のある家庭の生徒もいろいろあるかと思いますが、
サポートは教師の仕事でも、仕事の上からも決して親代わりにはなれませんし。かと
いって現実なんだから問題家庭のことを疑問視するのは筋違いですし。

>(やや美化しすぎているとは思いましたけど)

 美化しているというよりは、代ばばが未熟でヘマをやらかしたので、たまたま
美談調に仕上げることができたということで非現実的っぽさが出ているような
気がします。
 確か「神戸高塚高校の校門圧死事件」被告の教師も、ヘマをやらかしたおかげで
昇進できなかったと、殺人を起こしたという改悛の情もなく今でも無罪主張の中
で言っているらしいですね。教え子に無罪要求の署名運動まで起こさせているとか。
でも無罪だと被害者の遺族の気持ちは反省もないんだから全く浮かばれませんね。

>この話もやぶうち先生の体験にもとづく本音でしょう。

 まぁ、原作柱の「だって私たち『たたかな動かへん』動物なんやもん」から、そう
いう「動物」であるやぶうち優ちゃんの人権感覚がうかがえます(笑) これは彼女の
教師の受け売りでしょうけど。とすると体罰教師の人権感覚もわかります。
 でも、この原作柱(5巻P117)はやさしい時はやさしい、厳しいときは殴るこ
とも含め厳しいという理想的父性像が描かれてかなりいわゆる体罰教師像とは異なり
ます。作者の父親的な理想像(願望?)があるわけですね。

 この辺は、「不良のまるでいない進学校」「不良がいるがやる気はある標準校」
「生徒も教師もやる気ない不良だらけの底辺校」などなど、学校それぞれによって
事情が違いますから、一概には言えないと思います。が、舞台が公立中学つまり
標準校であるから、『たたかな動かへん』不良対策として体罰は必至なんでしょう
ね。思春期心理から言ってほんとの「不良」はたたいても動かないらしいですけど。
実際第2次反抗期の生徒の相手は難しいでしょうね(教育関係者じゃないから他人事
のよう)。かといって安易に強制力に頼るのは疑問ですが。

>そういうわけですのでこの話をどうアニメ化するのかとても興味があります。

 いつも通り「それなりに」やってくれるでしょう(笑)
 方向性としては、刺激度を低くするという方針があるようです。
 私は「マスコミ的」に体罰反対論側に傾くのではないかと見ます。
 原作ファンとしては「原作そのまま」にしてほしいですけどね。

					MAP4011 あきほ