#212 Article 278 Posted at 1996/05/08 01:23:57 by ☆まちばり☆ (MAP641) [NO.05]

Subject: Re:*5 すれちがい /277 ... /260 /244

えと、なんか言葉こそは違うんですけど私とそんなに言ってることがずれている
 わけでもないんじゃないでしょうか? >みやちゃんさん

> 大切さ、は確かに原作通りに描けているでしょう。けども、水色時代っつー作品は、
> そんなところに集約されるような、薄っぺらたい道徳的な作品じゃないんですけど。
> だからこそ原作が人気を博したんではないでしょうか?

 と私は書きましたが、薄っぺらたい道徳的な作品じゃなくて、泥臭いものも生臭い
 ものも(=(女の子なら)大抵起こるだろう事)見せつけて、ああ、確かにそれって
 あるある、というところが人気を博したんでしょ? と言ってるんですが。(^_^;)

 で、よくある道徳番組のような、「頑張ればなんでもできるのよ」みたいな美しい
 お話とは限らなくて、どうにもならないこともある、っていう結論を出している
 あたりも、感情移入しやすいことになるわけでしょ? ってなんか意見としてズレて
 いないと思うんですけど。(^_^;)

 で、ここまではいいんですが、今回の話を「思いやることの大切さ」なんていう
 陳腐な道徳的な言葉に集約してしまうのはどうか、と思うのです。

>「タカちゃんは女の子なので分かりあえるがヒロシ君とは分かりあえない。
> でも、理解出来なくても思いやることは出来る。
> ヒロシ君はヒロシ君なりに精一杯心配してくれていたんだ。」
>これがこの話の中で描けていれば、多少のずれ位は許せませんか?

 そりゃ許容できないこともないです、#192に比べればよっぽどマシですから(^_^;)。
 ただ、そもそもこの『水色時代』という作品を、各話ごとにそういうテーマが
 あって、それを描ければ、という方向性で捉えるのには私には抵抗があります。

 原作の作品紹介にも書いてありますけれど、この作品は「ダイアリー」であり、
 大げさな言い方をすれば、一人の人生の一部分を描いているわけですよね。
 で、その人生の一部分は、中をひっくり返せばいろんな物事を含み持っている
 はずで、それを『テーマ』という形で集約してしまえるものだろうか、と。
 例えば、あなたのあの一ヶ月を要約すると「思いやることって大切」ってこと
 だよね、と単純に一刀両断にされてしまったら、やっぱり「そんな単純に言われる
 ようなことじゃない」と言いたくなるのではないでしょうか。

 私がこのアニメ版を見て感じているのは、優子の人生を無理矢理テーマ化すれば、
 確かにそのテーマはきちんと描けていると思います。けれども、そのテーマを
 明確化するために他の部分をぼやけさせたり(今回の母親のセリフですね)、
 前回のように甘っちょろいハッピーエンドにしてしまったりするのは、確かに
 ドラマ作りとしては成功なのかもしれないけれど、水色時代という作品が目指して
 いたものとは違うと思うのです。

 ‥‥あ゛あ゛、なんでこの#212はこういう微妙な重箱の隅の話が出来るんだ。
 なんとかしろよぉぉぉ。>#192
                      MAP641 まちばりあかね☆