#210 Article 14980 Posted at 2000/11/08 06:48:17 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]

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'84年の劇場アニメ。

『うる星やつら2 ビューティフルドリーマー』(1984/2/11)キティ・フィルム
 監督・脚本を押井守が担当した作品で、夢をモチーフにラムやあたるたちの
学園生活を一挙に描き切った。友引町を舞台に起こる数々の異変、巨大な亀の
上に乗った友引町の衝撃的なイメージ、あたると夢邪鬼とが繰り広げる時空を
超えた様々な形の戦い等、観客を引きつける映像が次々と提示され、オープニ
ングタイトルをラストに持ってきたり小粋な押井センスが随所に光っていた。
 押井は「一見すると『うる星やつら』の中でも特殊な世界を扱ったという印
象が残るかもしれないけれども実はそうではなくて、僕が考えていた『うる星
やつら』というものをかなりストレートにだした結果だということですね。こ
ういうものが作品の中で特異なものではなくて、またけっして難解なものでも
なくて、『うる星やつら』そのものズバリをかなりていねいに構成して作りあ
げたものだと。ですからやる事はやれたなという感じはもてましたね。」と語
っている。

『綿の国星』(1984/2/11)虫プロ
 大島弓子が'78年から「LaLa」に掲載し話題となった漫画のアニメ化。
擬人化されたチビ猫の目を通して描かれる風景、人間模様は新鮮で新たな視点
を提供、チビ猫の可愛さが少女たちを喜ばせた。それまでの大島作品にあった
“少女漫画”的部分が比較的少なかったことが、わかり易い面白さにつながり
評論家や男性たちもこの作品に群がった。
 アニメは、オーバーな表現を極力おさえて淡々と描き、大島弓子の都会的な
ウィットをそこなわず映像化した。
 監督の辻伸一は「この映画『綿の国星』では、ファンタスティックなチビ猫
というキャラクターを、現在、ぼくらが生きているこの現実の世界の中に、生
き生きといきづく生命感をもった存在として描きたいというところから出発し
た。チビ猫の心の動きは、そのままチビ猫の表情になり、動作になり、見る人
ひとりひとりの心と重ね合せることが出来るのではないかと思う。」と述べて
いる。

『冒険者たち ガンバと7匹のなかま』(1984/3/4)東京ムービー新社
 '75年にテレビシリーズとして放映された『ガンバの冒険』を、80分の長編
映画にまとめあげたもの。監督は『ガンバ』のCD出崎統。

『うる星2』について押井監督は『うる星やつら』そのものズバリだと言って
いますが、私なんかは面白いけどホントにこれが『うる星やつら』なのか~?
と疑問を感じたものです。とにかくファンやスタッフに与えた影響は大きく、
良くも悪しくもその後の『うる星』の流れを変えた作品ですね。
                        21世紀まで、あと54日    高木志郎アオ