#210 Article 14934 Posted at 2000/10/12 07:00:46 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
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アニメ映画。
『トビウオのぼうやはびょうきです』(1982/9)
いぬいとみこ原作の童話のアニメ化。ビキニ環礁での水爆実験を題材にした
作品で、「核の恐ろしさ、平和の尊さを子供たちに!」をスローガンに草の根
上映方式で上映された。
『対馬丸-さようなら沖縄-』(1982/10/24)対馬丸製作委員会
大城立裕原作『対馬丸』アニメ化で、“対馬丸を成功させる会”のはたらき
で自主公開の運びとなった。太平洋戦争の中で実際に起こった“対馬丸事件”
が描かれたドキュメンタリーアニメ。
監督は小林治。芝山努をして「小林治の集大成」と言わせしめたアニメで、
リアルな生活描写によって、戦争の空虚さを明確に打ち出した。
原作の大城立裕は「戦争を批判し平和を主張する、といっても、今日の平和
運動には、そのむごたらしさのみを強調することが多く、私はこのことにあま
い感心しません。戦争をほんとうに憎むには、心の底にやさしいものを築いて
いなければなりません。また、戦争は突然起こるものでなく、その準備段階を
こそ、監視しなければなりません。そのような思いをこめて、私はノン・フィ
クション『対馬丸』を書いたつもりです。」と述べている。
『FUTURE WAR 198X年』(1982/10/30)東映
当時入手可能な科学的、軍事的データをもとに、もしも近い将来に核戦争が
起こったらどうなるかという想定で繰り広げられる近未来SF。
イメージイラストは『スター・ウォーズ』のポスターで知られる生頼範義。
興行自体は成功したとは言い難く、アニメファンからも一般からも高い評価
は得られなかった。が、この作品の制作にあたり専門家が軍事アドバイザーを
務め、作画や演出の参考用に膨大な軍事資料がアニメ界に出まわり、これ以降
制作された作品では実在の兵器を、よりらしく登場させられるようになった。
こうして、ロボットアニメなどに登場する戦闘機や戦車のメカデザインが改善
された。
『六神合体ゴッドマーズ』(1982/12/18)東京ムービー新社
テレビで人気を集めた『六神合体ゴッドマーズ』に全国から2万名をこえる
映画化希望の署名が集まった。そのファンの声に応えて、テレビ版の終了間際
に公開された劇場版。第1部ギシン星編を再構成したもので、既存フィルムの
編集に留まらず全体の3分の1以上が新規作画となった。ズールに翻弄される
マーズとマーグの葛藤にスポットがあてられ、特にマーグの洗脳シーンが話題
となった。
『198X年』は内容が好戦的だということで、労働組合がボイコット運動を
起こしたりしました。ロボットアニメなどを見慣れてる私にとっては別にどう
ということもない感じでしたけど…。反対に、戦争について考えさせるような
反戦アニメも作られています。アニメの世界が成熟し、政治まで語れるように
なったということでしょうか。
21世紀まで、あと81日 高木志郎アオ