#210 Article 14878 Posted at 2000/08/19 09:17:07 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re: 1981 /14876

名作劇場とタイムボカンは、もはや安定路線の定番になっていました。

『家族ロビンソン漂流記 ふしぎな島のフローネ』(1981/1/4~フジ)
 名作路線第8弾。
 原作はスイスの牧師ヨハン・ダビット・ウィースで元々は自分の教え子たち
に書いた物語だった。原題の『スイスのロビンソン』はデフォー作『ヨークの
船乗りロビンソン・クルーソーの不思議にして驚くべき冒険』からとった。
 原作が書かれた当時の科学的誤りを正し、ストーリーに深みを持たせるため
兄を新しく設定するなどの苦労が見られた。無人島という極限状況の中で、父
と子、兄弟の愛などを描き、子どもたちだけでなく大人にもファンの多い作品
となった。
 声優の松尾佳子は「底抜けに明るくて、バイタリティーあふれるフローネは、
私にとって初めてのタイプの女の子でした。ひとつの新しい役がらを持てた作
品です。レギュラーのほとんどが家族。毎回の録音が楽しかったです。」と語
っている。

『タイムボカンシリーズヤットデタマン』(1981/2/7~フジ)竜の子プロ
 タイムボカンシリーズ第5弾。
 物語は伝説の鳥ジュジャクを捕らえるという“もの探し”スタイルに戻った
が、主役ヒーローが一人になったことが特徴的で、メカもキャラクター玩具の
流行を受けてマーチャンダイジング指向の巨大変形ロボ・大巨人が登場。
 悪玉トリオのデザインにも大幅な変更が加えられ、シリーズのマンネリ化に
対する予防策が駆使された。後にOVA『タイムボカン王道復古』でシリーズ
全ての3悪たちが登場した時、唯一顔つきが違うことを他のキャラに指摘され
コケマツが「言わないで。気にしてるんだから」と切り返す一幕もあった。
 監督の笹川ひろしは「私が一番好きなのは、『ヤットデタマン』の変身する
所ですね。彼らの変身する時間が地球時間というか、我々の今の時間ではなく
て…っていうのがあって、わずか3秒の間に、笛の練習とか体力トレーニング
とかして、主人公の衣装に変えてヤットデタマンとなって出てくる。でも普通
の人は、そこは時間の流れが違うから見えないっていうのが、面白かったです
ね。僕が考えて、上手く行ったなあと思ってね、それで好きなんです(笑)。
何もない変身の中にも、掘り下げられる場所があるというね。主人公は、衣装
を着せてもらって、化粧してもらって、やられるままでしょ。それまでの『ゼ
ンダマン』とか『オタスケマン』までは物理的に変身を、それらしくやってい
るじゃないですか。でも『ヤットデタマン』は、主人公が『勇気、勇気…』と
念じて変身するから、そこら辺がないからね。『何かないかな?』って思って
いたんです、そうしたら時間という概念があったなと。」と述べている。

 シリーズものとしてマンネリに陥らないように、名作劇場では知名度の低い
作品をアニメ化したり、タイムボカンでは新しいアイデアを取り入れたりして
いました。こうした努力が作品の魅力になっていたと思います。
                        21世紀まで、あと135日   高木志郎アオ