#210 Article 14807 Posted at 2000/07/09 07:35:10 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

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'78年10月のその他のテレビアニメ。

『まんがこども文庫』(1978/10/6~MBS)グループ・タック
 明治から昭和までの児童文学の中から珠玉の作品を選び、アニメ化。
 オーディオディレクターの田代敦巳は「音楽というのは、ドラマにとって非
常に重要な役わりをするにもかかわらず、わりと軽くあつかわれることが多い
と思うんです。私どもでは、この作品に関するかぎり、この音楽の重要性を尊
重するという考え方から、一作ごとに音楽を作り、その音楽も、単なるバック
グラウンドではないものにしたいという試みを行なっています。新美南吉や小
川未明など、日本の児童文学が題材ですのでその名作の文学作品から抽出され
た音楽性といいますか、そういった音楽だけで独立し、後世に残るような曲づ
くりをお願いしているんです。作曲家の方々も著名な方ばかりで、力作ぞろい
です。」と述べている。

『宝島』(1978/10/8~NTV)東京ムービー新社
 ロバート・スティーブンスン原作による長編小説のアニメ化。『家なき子』
に続く名作もので、企画当初は「日本テレビ子ども名作アニメ文庫」の第1弾
となる予定で、新しいタイプの名作アニメとしてファンも多かったが『サザエ
さん』の裏番組だったため視聴率は上がらず「子ども名作アニメ文庫」の構想
は、『宝島』だけで終わってしまった。
 原作で“狐のような男”だったシルバーは、杉野昭夫が『あしたのジョー』
の力石徹を思わせる風貌に設定、さらに出崎統演出で善悪を超越した夢追い人
として描かれ、若山弦蔵の名演とあいまって強烈な印象のキャラとなった。
 出崎は「シルバーという男は、ぼく自身にとっても、まったくわからない人
間です。だからこそ、ジムがひかれるんじゃないでしょうか。ある意味では、
善悪など関係ないところで、ふたりの気持ちというものがあるように思います。
シルバーという人間は大きな人間ですよ。」と語っている。

『ピンクレディー物語 栄光の天使たち』(1978/10/24~TX12)東映、T&C
 東映本社とT&Cによる協同製作作品で、動画制作は信映。
 アイドルスター、ピンクレディーの出世物語で他の芸能界ものと違い実話だ
が、オリジナルエピソードも盛り込まれた。ミー・根本美鶴代(CV:野村道子)
とケイ・増田恵子(堀絢子)の出会いから、2人がピンクレディーとしてスター
の座につくまでをつづる。
 当時の彼女たちは売れっ子で『ピンク百発百中!』(NTV)、『走れ!ピンク
レディー』(テレ朝)、『飛べ!孫悟空』(TBS)などレギュラー番組の他、『ザ・
ベストテン』(TBS)なども毎週のようにチャートの上位で、ほぼレギュラーと
言え、とても新番組1本の製作は不可能だった。そこで考えられたのが、本人
がいなくても作れるアニメ。ライブアクションを生かすため、デビュー後の歌
のシーンに日本では珍しいプレスコが使われたが、制作には苦労したようだ。
 キャラクター設計に漫画家の細井雄二、聖悠紀らが参加。
 大人気だったピンクレディーのアニメ化だけあって、鳴り物入りで始まり、
番組開始1週間前に前夜祭も放送された。

『宝島』は燃えて見てました。受験勉強もしないで…(汗)。
                        21世紀まで、あと176日   高木志郎アオ