#210 Article 14773 Posted at 2000/06/14 06:59:51 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re:*11 1977 /14772 .... /14756 /14754
'77年秋のタツノコアニメ。
同年9月5日、吉田竜夫社長は肝臓ガンで45歳の若さで亡くなり、彼が企画
に関わった最後の作品は『テンプルちゃん』となった。この後もタツノコプロ
は前社長の意向を引き継いで作品を制作していくことになるが、原作者として
吉田竜夫が『宇宙エース』以来描き続け、問い続けてきた家族愛というテーマ
は、ここで終止符を打つことになる。
『一発貫太くん』(1977/9/18~フジ)竜の子プロ
野球チームのメンバーが全員家族という珍しい設定のアニメ。親子の断絶が
叫ばれる中、タツノコはここでも野球を通して家族の絆の大切さを訴えようと
した。当時のタツノコスタッフは野球好きが多く、野球チームも持っていて、
その意味で出るべくして出た1本。学研の学習雑誌や漫画誌「どっかんV」、
なぜなにシリーズ「野球の秘密」で子どもたちに広く親しまれた。
後に『うる星やつら』で注目される高田明美(ゲストキャラのデザイン)、
押井守(演出)がこの作品でデビューした。
『風船少女テンプルちゃん』(1977/10/1~フジ)竜の子プロ
幸せな現代の家庭に暮らす子どもが、もし突然一人ぽっちになったら?現代
社会に生きる親と子に、本当の家庭の幸せについて問いかけるメルヘンファン
タジー作品。ミュージカルアニメを目指し、スポンサーがつかないまま制作を
するなど作品にかける意気込みは大きかった。吉田竜夫の愛弟子の原征太郎が
監督を務め、音楽で旅先の人々と接し、その心をなごませる物語と、ともに旅
を続ける仲間とのふれあいをメインに、他のアニメとは一風変わった仕上りを
見せた。キャラクターデザインを『一発貫太くん』の下元明子が担当し、熱血
少年・貫太とは180度違うメルヘンちっくで可愛らしい少女・テンプルを創造
した。
『貫太くん』と『テンプルちゃん』は何度か見た覚えがあります。
吉田竜夫が亡くなったのが45歳だなんて話を聞くと、40歳になってしまった
私としては焦燥にかられるものがあります(汗)。
21世紀まで、あと201日 高木志郎アオ