#210 Article 14772 Posted at 2000/06/13 06:56:40 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]

Subject: Re:*10 1977 /14770 .... /14756 /14754

'77年秋といえば…。

Art.14160
>『激走ルーベンカイザー』ですな。
> F1が題材の作品で、制作には東映が名を連ねてますが実質は大広/和光プロのセ
>コ系(失礼)アニメ。
(中略)
> このビデオは放映順に並んでるんですが、当時第1次F1ブームを受けて『グランプ
>リの鷹』『とびだせ!マシーン飛竜』『ルーベンカイザー』と見事にF1ものが並ん
>でます。

Art.14165
> いわゆる“スーパーカー”ブームですね。
> このブームの火付け役は池沢さとし著「サーキットの狼」(1975)で、これが
>連載された「少年ジャンプ」は200万部を超えたのでした。

『アローエンブレムグランプリの鷹』(1977/9/22~フジ)東映
 原案は作詞家の保富康午。保富は島倉千代子ら歌手の舞台の脚本や『大きな
古時計』など子どもの歌の作詞で知られ、再放送版『サザエさん』のテーマで
アニメソングに起用された。たいへんなカーマニアで、スーパーカーを持って
いることが自慢の無邪気な先生だったという。
『グランプリの鷹』は、玩具的なレースマシンが多数登場しながらも、レース
の金銭関係や新型マシン開発のプロセスをリアルに描き、主人公・轟鷹也(CV:
富山敬)の父子の対立などのドラマ展開で、完成度の高い作品に仕上った。
「♪的をねらえばはずさない 鷹の誇りはおれのもの~」
 保富は「このアニメーションは、ぼくの原作だったから、テーマ曲作りも、
好条件中の好条件。レーサー志望の少年が、いろいろな苦労にたえながら、グ
ランプリに優勝するまでの話だ。非常に貧しい環境に育ちながら、どんなこと
があっても、負けずにやっていく男の子らしい精神。そういうものを歌にする
技術は、その少年の心情プラス、いま与えられている条件によって、その主題
歌が成立する。」と述べている。
 歌手の水木一郎は「疲れた!のひと言。この曲はレコーディングと同じには、
二度と再び歌えないと思います。なにしろやせていた当時で、あの声を出すの
に、体がしびれて汗をかき、その上寒気がするくらいの力を出しました。まっ
たく体力に余裕がなかったので、本当に苦しいレコーディングでした。」とい
う。

『超スーパーカー ガッタイガー』(1977/10/4~TX12)永和
 太陽エネルギー・エンジンをめぐって、エリック・ベルゲン(神谷明)ら世界
征服をたくらむブラックデモン一味と、田淵錠(水島裕)たち5人のレーサーが
対決する。5台のマシンが合体して巨大な自動車になるという、当時のレース
ものの中で最も荒唐無稽な設定だった。

『とびだせ!マシーン飛竜』(1977/10/5~TX12)東映(竜の子プロ)
 東映本社製作作品で、動画制作をタツノコプロが担当した珍しい作品。企画
の飯島敬は東映生え抜きのプロデューサーで、笹川ひろし原作『魔犬ライナー
0011変身せよ!』(1972)を企画したりして、タツノコの笹川と交友があった。
『マシーン飛竜』は『マッハGoGoGo』と『タイムボカン』を足したよう
なコミカルなレースもので、『ヤッターマン』から移行して来た原征太郎監督
やタツノコ若手演出陣によりパワフルな内容になった。

『激走ルーベンカイザー』(1977/10/10~テレ朝)東映(和光プロ)
 東映本社作品で、動画は和光プロが担当。
 スーパーマシン・ルーベンカイザーを操り、世界チャンピオンを目指す速水
俊介(三ツ矢雄二)の活躍を描く。裏番組『ルパン三世(新)』のために視聴率
がとれず全17話という短命で放映を終了した。

 この秋、スーパーカーブームに乗って、レースアニメが一気に4本登場し、
ポピニカのトドロキスペシャルとカトリスーパーロマンは人気を得たようです
が、その他はあまりウケなかったみたいです。
                        21世紀まで、あと202日   高木志郎アオ