#210 Article 14719 Posted at 2000/05/16 07:15:36 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
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1975年4月の名作アニメ。
『みつばちマーヤの冒険』(1975/4/1~ABC)日本アニメーション
ウェルデマー・ボンゼルスの原作の持つ、昆虫物語としての面白さをまるで
野原を覗き込んだような雰囲気の中で生かした作品。可愛い昆虫キャラクター
を毎回登場させ、誰にもわかりやすいように、生活の様子や特徴をストーリー
の中に織り込んでいる。
美術の井岡雅宏によるすっきりした水彩画タッチの背景が印象的だった。
ほのぼのとしたキャラクター設定を上手く生かし、マーヤ(CV:野村道子)と
ウイリー(野沢雅子)のコンビは飽きが来ないものになっている。
音楽を「かぐや姫」「風」の時代からのヒットメーカー伊勢正三が担当し、
彼が作詞・作曲した主題歌を“チータとみつばち合唱団”という名で、水前寺
清子と合唱団が歌った。
『ガンバの冒険』(1975/4/7~NTV)東京ムービー
原作は斉藤惇久の児童文学『冒険者たち』。原作ではねずみの数も多かった
が、ガンバ、ボーボ、ヨイショ、ガクシャ、シジン、イカサマ、忠太の7匹に
少なくし、エピソードもいろいろ加えてある。原作者の斉藤はアニメ化の話が
あった時すぐにOKしたが、条件を一つつけた。それは「海の美しさ、広がり
を表現してほしい」ということだった。その点は筆を使って荒い線のタッチ、
マチエルの手法といった工夫がなされ、海や夕日のシーンなど思いきり美しく
描かれた。
ストーリー展開のテンポは早いが、見せるところはじっくり見せるといった
ポイントをはっきりさせ、メリハリのある作りをしている。それは、登場する
人間たちがすべてモノトーンで描かれていることにも現れている。
作画監督の椛島義夫は「日本の児童文学がシリーズものとしてアニメ化され
たのは、あれがはじめてでしたね。でも、主人公はネズミでしょう。放送時間
がちょうど食事時という事情もあって、アイドルになるようにしました。知ら
ない人に、モグラみたいだといわれますよ。」と述べている。
「人、血に汚れた戦国の世を鎮め、以後三百年にわたる太平の世をもたらした
偉大な武将、徳川家康。これは、若き日の家康、竹千代と、常に彼を支えたそ
の母、於大の方との、波乱に富んだ、涙と感動の物語である。」
『少年徳川家康』(1975/4/9~NET)東映
東映動画と電通が組んだ初の作品で、この枠は当初『一休さん』を放送する
ために獲得されたものだったが、提供の“一日一善”で知られる日本船舶振興
会の笹川良一会長と山岡荘八の縁によって急遽、山岡荘八原作『徳川家康』が
放映にいたった。
その単行本を出版していた講談社は、アニメ化に際して「テレビマガジン」
「たのしい幼稚園」「おともだち」に掲載し、児童層に向けてのバックアップ
態勢も整えられた。
竹千代とその母・於大の方との“母恋物”としての側面が強調された脚本は
全話を実写畑の大川久雄が執筆。この“母恋物”としての作劇は『一休さん』
へと継承された。
「シッポを立てろ!」『ガンバ』の出崎演出は燃えます。
21世紀まで、あと230日 高木志郎アオ