#210 Article 14624 Posted at 2000/03/28 07:17:36 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re: Re: Re: 1972 /14622 /14620 /14619
『快傑ライオン丸』(1972/4/1~フジ)ピープロ
フジテレビより『スペクトルマン』の後番組の企画を要請されたピープロは
以前パイロット版を製作しオクラになっていた『豹マン』のアニマルヒーロー
という設定を生かそうと、豹をライオンに改めて、新たに等身大のヒーローと
怪人が戦う現代劇『ライオンマン』を企画。当時ウルトラシリーズに代わって
ブームの中心となった『仮面ライダー』によって巨大怪獣などの特撮で費用を
かけなくてもヒット作となり得ることが証明されており、ウルトラシリーズの
約半分の製作費で怪獣ものを作っていたピープロとしては等身大の怪人番組を
企画したのは当然の判断といえよう。この企画は、一応局側のOKが出たが、
アメコミに同名のヒーローがあるとわかり、急遽企画を変更することになり、
フジテレビ編成局長の発案で時代劇に変更、タイトルも『快傑ライオン丸』と
なった。
獅子丸の役者は、オーディションで選出され、鷺巣富雄の筆名の“うしお”
から潮哲也という芸名になった。
戦国時代、戦災孤児の獅子丸、沙織、小助を育てた平和を愛する日本最高の
忍者・果心居士は、大魔王ゴースンの配下に襲われ絶命する。形見に金砂地の
太刀を授かった獅子丸は忍法獅子変化でライオン丸に変身、小助の笛が呼ぶ師
の魂の化身・天馬ヒカリ丸に乗りゴースン魔人と闘う。
中盤で登場した悪の剣士タイガージョーは、強くなりたい一心で、悪に組み
することも辞さないが、卑怯なやり口は潔しとしないキャラクターで、宿命の
ライバルとしての存在感が鮮烈で、この悪のヒーローという設定は後続の他社
作品にも影響を与えた。
「バロムとは正義と友情のエネルギーを表し、ドルゲとは地球の平和を乱す悪
をいう。超人バロム・1は、バロムクロスで変身するのだ。」
『超人バロム・1』(1972/4/2~YTV)東映
変身ブームの中で『仮面ライダー』に匹敵するキャラを作ろうと、さいとう
たかをが「ぼくらマガジン」に連載した少年向け劇画『バロム・1』をテレビ
局が東映に持ちこんだ作品。ヒーローのデザインや物語設定など大幅に脚色を
加えた。原作のバロム・1は人間の顔をしていたが、テレビ向きで無いという
判断から、原作者のさいとうがデザインしたマスクに変更、口の部分はマスク
製作過程で修正が加えられた。
正義の象徴コプーと悪の象徴ドルゲは大宇宙で何千年も戦い続けてきたが、
ついに地球に侵入したドルゲに対しコプーは地球の2人の少年、白鳥健太郎と
木戸猛を正義のエージェントに任命。2人はバロム・1に合体変身、腰に装着
したボップを変形させた超マシン、マッハロッドに乗りドルゲ魔人と戦う。
この当時の企画は常にライダーとの差別化が意識されているが、ここでは、
2人の少年を主人公に、彼らが友情のバロムクロスで合体、誕生するヒーロー
とし、単純明快、勧善懲悪のストーリーやアクションで、より身近で、明るく
強いヒーローを登場させた。後半登場したカミゲルゲ、クチビルゲなど人間の
身体の一部をモチーフとした魔人たちのグロテスクさもインパクトがあった。
『レッドマン』(1972/4/3~NTV)円谷プロ
レッド星からやって来た超人レッドマンは、地球の平和を守るため怪獣たち
と戦い続ける。これが、この作品の基本設定で、単純といえばあまりにも単純
だが、レッドマンと怪獣が戦うだけの番組なのだから仕方がない。『ウルトラ
ファイト』の新規撮影分が健闘したことで、こうした怪獣格闘寸劇にスーパー
ヒーローを登場させたのが『レッドマン』で、朝の子ども向けバラエティ番組
『おはよう!こどもショー』の中の「怪獣コーナー」として放映された。1回
が5分で、番組開始前に“怪獣おじさん”と名乗るヒッピー風の服を着た番組
ホスト役の人の解説がついていた。
『ウルトラファイト』の流れをくみ、ペギラ、バルタン星人、ジラース、エレ
キングといった第1期ウルトラシリーズの怪獣や『帰ってきたウルトラマン』
『ミラーマン』などの円谷作品で活躍した怪獣がレッドマンと戦った。
ちなみに『レッドマン』というのは『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の
仮タイトルだった由緒あるヒーロー名である。
第2次怪獣ブーム、変身ブームとなって特撮ものがどんどん作られました。
この当時のヒーローってわかりやすくて良いよね~。
21世紀まで、あと279日 高木志郎アオ