#210 Article 14619 Posted at 2000/03/25 08:34:00 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: 1972
Art.14613
>少年ドラマシリーズはもう少し先かな?
NHK少年ドラマは、私はちゃんと見てなくて資料も少ないので、無かった
ことにしてパスしようかと思ってたんだけど…(汗)
1972年から'78年までNHKで夕方6時台に放映された少年ドラマシリーズ
はSFもの、推理もの、純文学ものなどの作品群で、特に筒井康隆、眉村卓、
光瀬龍らの原作によるSF作品は人気を博した。
『タイム・トラベラー』(1972/1/1~NHK)
筒井康隆原作『時をかける少女』のドラマ化。NHK少年ドラマシリーズの
第1弾で、後に作られた角川映画『時をかける少女』(1983)がラブストーリー
中心なのに対して、ミステリアスな雰囲気が強かった。
芳山和子が放課後の理科室でラベンダーの香りを嗅いでしまったためタイム
トラベル能力を得てしまう序盤は原作に忠実だが、中盤から後半かけては冬の
北海道や戦時中の病院にタイムリープしたり、原作に無い独自のエピソードが
挿入されている。
NHK青少年部ディレクターの佐藤和哉は「テレビ化の許可をいただくため
に、当時渋谷の放送センターの近くに住んでおられた筒井さんのお宅に、ある
夕方伺いますと、起きたばかりらしくまだ眠そうな様子の筒井さんは、『時を
かける少女』には是非可愛い少女を配役してほしいということを強調していま
した。」「百人以上の中学生や高校生の人たちと面接しましたが、一番最初に
会ったグループの中に大きな目をした可愛らしい中学三年の少女がいました。
それが芳山和子を演ずることになった島田淳子さんでした。ところがケン・ソ
ゴルの方は七百年後の未来人ということなのでなかなか未来人らしい少年が見
つからず、とうとうリハーサルのはじまる一週間前になって、もうこれ以上は
待てないというある日、冷ややかな風貌と現代的なスタイルの青年がやってき
ました。これが木下清さんで一目見たとたんにその場でOKになりました。」
と書いている。
主役の島田淳子(現在の浅野真弓)は後に『ウルトラマン80』(1980)で、女
教師役を演じた。
『続・タイムトラベラー』(1972/11~NHK)
前作に反響があり、島田淳子、木下清コンビが好評だったので同じキャスト
で作られた続編で、原作筒井康隆とあるが脚本の石山透のオリジナル。
和子の記憶を消して未来に戻ったケンは再び和子の前に姿を現し、二十世紀
に紛れ込んだ三人の未来人を探してほしいと頼んだ…。胎児に逆行する老人や
さまよえるインド人が登場するシュールな内容だった。
筒井康隆著『時をかける少女』と石山透著『続・時をかける少女』は、学級
文庫でよく貸し出し中になってたので、私の周囲でもかなり人気があったよう
に思います。
21世紀まで、あと282日 高木志郎アオ