#210 Article 14582 Posted at 2000/03/09 06:57:28 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
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1969年の劇場版映画。
『春休み 東映まんがまつり』(1969/3/18)
『長靴をはいた猫』東映動画、矢吹公郎演出
『怪物くん』スタジオ・ゼロ、東京ムービー
『ひみつのアッコちゃん』東映動画
『チャコとケンちゃん』
『ひとりぼっち』日本産業映画センター、東映動画
作画監督の森康二や『太陽の王子 ホルスの大冒険』のスタッフはほとんど
そのまま『長靴をはいた猫』に入った。矢吹公郎の演出は、ザッとシーン割り
をした所で大胆に各原画にまかせるという、高畑勲とは打って変わったやり方
で、各原画は思い思いに自分のやりたいようにストーリーボードを描きパネル
に貼りつけカットの流れを矢吹がアドバイスするという方法をとった。
『ホルス』を制作している時の緊張から解放されたように、各パートそれぞれ
遊んだという感じで、楽しみながら作り、制作は快調に進んだ。『ホルス』で
緊張感に満ちた集団シーンを担当した宮崎駿は『長猫』では一転してコミカル
でスリリングな追っかけの面白さを描き、原画家としての別の側面を見せた。
『ガメラ対大悪獣ギロン』(1969/3/21)大映、湯浅憲明監督
『東海道お化け道中』(併映)大映、安田公義監督
ガメラシリーズ第5作は、米ソの宇宙開発競争という世相を反映し、宇宙を
舞台にした作品になった。低予算のため、古いギャオスのぬいぐるみをまた色
を塗り替えて持ち出したりした。
『夏休み 東映まんがまつり』(1969/7/20)
『空飛ぶゆうれい船』東映動画、池田宏演出
『飛びだす冒険映画 赤影』東映
『ひみつのアッコちゃん』東映動画
『もーれつア太郎』東映動画
石森章太郎原作『幽霊船』のアニメ化『空飛ぶゆうれい船』で、初めて作画
監督をした小田部羊一は「もともと私は、手塚系といいますか、石森氏もそう
ですけど、そういう絵柄はきらいじゃないので、抵抗はありませんでした。」
と述べている。アニメ版の隼人は、原作のイサムよりも大人びた設定で、幽霊
船長もドクロのマスクに変わり迫力があった。幽霊船やロボット・ゴーレムの
アクションとともに、ボアジュースのコマーシャルの楽しさは、特筆すべきで
あろう。
『飛びだす冒険映画 赤影』は『仮面の忍者 赤影』第1部・金目教編の再編集
版で、立体映像が新たにプラスされた。
『緯度0大作戦』(1969/7/26)東宝、本多猪四郎監督
『巨人の星』(併映)東京ムービー
'68年公開の『怪獣総進撃』で怪獣映画に区切りをつけた東宝は、スーパー
メカ登場のSF冒険路線で一般層の観客動員復帰を狙った。“緯度0”という
海図に無い海底のユートピアの平和を願うアルファー号乗組員たちが世界征服
を企む悪の天才科学者マリクの潜水艦黒鮫号に戦いを挑む『緯度0大作戦』は
米国のプロダクションとの提携でアメリカの大物俳優も出演したが資金の折半
の約束が実行されず、東宝のみで当時で3億6千万円(100万ドル)もの製作
費を出費した。が、興行的にはうまくいかず怪獣ものが再び製作されることが
決定した。
『東宝チャンピオンまつり』(1969/12/20)
『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』東宝、本多猪四郎監督
『巨人の星 行け行け飛雄馬』東京ムービー
『コント55号 宇宙大冒険』東宝、福田純監督
東宝が初めて子どもを主人公とした怪獣映画『オール怪獣大進撃』はガバラ
登場シーン以外のゴジラのシーンは、ほとんど旧作のライブフィルムだった。
予算の縮小で本編と特撮が一班の編成で製作され、本多監督がガバラとゴジラ
親子の対決等の特撮シーンも演出した。健康上の理由で円谷英二は特技監修に
まわった。
いよいよ“東映まんがまつり”が定着、“東宝チャンピオンまつり”も登場
しました。といっても、ウチの親はあんまり映画館に連れてってくれなかった
ので、これらの映画は劇場で見たというより、テレビで放映された時に見たり
後にビデオ化されたのを見たものが多いんだけど…。
21世紀まで、あと298日 高木志郎アオ