#210 Article 14552 Posted at 2000/02/26 07:31:40 by 高木志郎アオ (MAP3887) [TV]
Subject: Re:*59 20世紀 /14551 ................ /14463 /14452
『トッポ・ジージョ』(1967/3/7~TBS)イタリア、マリア・ペレーゴ
いたずら好きで可愛いネズミの人形のトッポ・ジージョ(CV:山崎唯)が跳ね
まわる愉快なファンタジー。
「豊臣秀吉がまだ木下藤吉郎だった頃、琵琶湖の南に金目教という怪しい宗教
がはやっていた。それを信じない者は恐ろしいたたりに見舞われるという。そ
の正体は何か。藤吉郎は金目教の秘密を探るため、飛騨の国から仮面の忍者を
呼んだ。その名は…」
「赤影参上!」
『仮面の忍者 赤影』(1967/4/5~KTV)東映
(Art.14548のつづき)
白土三平に『ワタリ』のテレビ化を拒まれた渡邊亮徳は考えた末、『伊賀の
影丸』の横山光輝を原作者とすることにした。『魔法使いサリー』のアニメ化
で懇意になっていた渡邊だが、横山の漫画は話の流れが合理的過ぎると感じて
いた。そこで、原作をテレビ向きにもっと奇想天外に変えることを申し入れ、
横山は快諾した。
横山は『影丸』が終わったばかりで、同じ忍者もので特徴を出すため必死に
考え、快傑ゾロにヒントを得て、仮面をつけた忍者とした。東映の実写テレビ
映画として初のカラー作品で、スポンサーはカラーテレビの売り上げを伸ばし
たい三洋電機なので、渡邊は色を使ったタイトルを考え『仮面の忍者 赤影』
に決めた。渡邊は、忍者が大凧に乗るアイデアなども出した。
「21世紀後半、人類はついに宇宙開拓時代を迎えたが、宇宙に進出する人々を
襲う未知の危機は多かった。これは、愛機シュピーゲル号とともに宇宙の平和
を守るために活躍するキャプテンウルトラの物語である。」
『宇宙特撮シリーズ キャプテンウルトラ』(1967/4/16~TBS)東映
円谷プロの『ウルトラマン』の後番組として、“ウルトラ”を襲名して製作
されたスペースオペラ。都筑道夫、光瀬龍が監修し、科学性を重視しながらも
メカの活躍や宇宙空間の神秘をストレートに映像化した。
平山亨は『キャプテンウルトラ』の放送直前のキャンペーンの際に、TBS
ホールの楽屋で『ウルトラマン』の科学特捜隊の若い人達の中にいる小林昭二
の姿を見て、この人は、ただ役の上での隊長だけではなく、皆をまとめて番組
の成功に貢献している、名実ともに隊長のような人なんだなあと、その人柄に
惚れ込んだ。このことが立花藤兵衛という名キャラクターを生むことになるの
だが、それはまた後の話…。
『キャプテンウルトラ』は円谷特撮とは全く違う東映の特撮を見せた。作品の
設定上、ロケーションを行なわず全てスタジオで撮影しなければならなかった
が、自由な発想で地球ではない場所を作り出し、ライトブルーの星空を背景に
ユニークな設定の怪獣たちが暴れまわった。
「タイムトンネルは、アリゾナ砂漠の地下数千メートルにある科学センターに
備えられ、ボタン一つで人間を現在から過去へ、過去から未来へと自由に送り
込める驚異的な装置である。若き科学者ダグとトニーは、この開発途上のタイ
ムトンネルに送り込まれたまま、過去と未来をさまよう放浪者となってしまっ
た。」
『タイムトンネル』(1967/4/8~NHK)FOX
製作のアーウィン・アレンは、映画とテレビの業界に20世紀フォックス社を
ベースとして『宇宙家族ロビンソン』などいくつかのSF映画を手がけている
大ベテランであった。最初の頃は、いかにも'60年代SFといった趣だったが
だんだん世界史事典みたいになっていった。
この時期の実写作品ってオープニングナレーションがすごく印象的です!
『キャプテンウルトラ』のシュピーゲル号は、合体メカのハシリですね。合体
の概念は、おそらくサンダーバード2号のコンテナのドッキングを発展させた
ものだけど、日本で合理性よりカッコよさを優先させて独特の進化をとげたの
で、シド・ミードがターンXという合体ロボをデザインする時は苦労したよう
です。シュピーゲルは、まだ洗練されてない感じだけど、この矢島信男の特撮
が後に戦隊ものの合体ロボに進化することになります。
『タイムトンネル』は正統的な時間テーマSFって感じだけど、過去の事件に
けっこう干渉しながら時間旅行してました。まぁ、未来から来て事件を起こし
まくってる『タイムレンジャー』に比べればたいしたことないか…。
21世紀まで、あと310日 高木志郎アオ