#210 Article 14551 Posted at 2000/02/25 07:02:34 by 高木志郎アオ (MAP3887) [MOVIE]
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テレビで『ウルトラマン』『マグマ大使』が放映されたことにより、空前の
“怪獣ブーム”となって、1967年春、本家の東宝以外の邦画各社が怪獣映画を
公開した。アニメの『009』までタイトルに“怪獣”がついた。
『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』(1967/3/15)大映、湯浅憲明監督
フランケンシュタインの怪物と、キングコングは東宝が日米合作の怪獣映画
としてリメイクしたが、大映も世界市場に通用する花形モンスターを翻案し、
吸血鬼ドラキュラを怪獣化させた『大怪獣空中戦 ガメラ対バンパイヤー』を
企画した。これが『ガメラ対ギャオス』の元企画で、吸血鬼のキャラクターを
モチーフにしたギャオスは、人を食う残虐性、コウモリの外観を直線で金属的
にデザインされたシャープなフォルム、ガメラさえ切り裂く300万サイクルの
超音波メスの能力などで、ガメラの永遠のライバルとして名を残した。
『少年ジャックと魔法使い』(1967/3/19)東映動画、藪下泰次演出
『サイボーグ009怪獣戦争』(併映)東映動画、芹川有吾演出
『たぬきさん大当り』(併映)東映動画、ジョージ・M・リード、熊川正雄演出
『マグマ大使』(併映)ピープロ、土屋啓之助監督
東映動画設立10周年記念作品ということで『少年ジャック~』は藪下泰司が
久々に演出に復帰した。音楽の宇野誠一郎は、水中のシーンで間延びした感じ
を出すために半分の速さの曲を書いて、普通の速さで演奏して音をとってから
半分の速さに戻して使うなど変わった趣向を凝らし、毎日映画コンクール音楽
賞を受賞した。
前作『サイボーグ009』のヒットで続編『怪獣戦争』が制作された。芹川
有吾は「『サイボーグ009』のほうが映画的にはかなりつっこんだ、カット
のつみ重ねにしても粘ってやった効果があらわれていると思います。しかし、
内容でどちらが好きかといわれると、やはり『怪獣戦争』のほうをとりますね。
ひとつには、あのヘレナというキャラクターの魅力だと思いますけど、なんと
なくある種の情感があるんじゃないですか。」と述べている。
『宇宙大怪獣ギララ』(1967/3/25)松竹、二本松嘉瑞監督
松竹唯一の怪獣映画。アストロボートや月面基地など科学性を踏まえて設定
されていたが、ギララのキャラクターを生かせなかった。
『大巨獣ガッパ』(1967/4/22)日活、野口晴康監督
人間も怪獣も親子の愛情は同じだと主張した日活唯一の特撮怪獣映画だが、
日本ではふるわず、むしろ海外で評判が良かった。
「ギャオーッて鳴くからギャオスだよ!」と言われて、当時は困惑したけど、
それを今でも覚えているということは、やっぱり名セリフなのかな。
『少年ジャック~』は学校の体育館で上映されたのを見た気がします。悪魔の
キキの方が人間になったキキより可愛いと思ってました。でも中村メイコ。
『怪獣戦争』は、0010が魅力的でした。でも市原悦子。
21世紀まで、あと311日 高木志郎アオ