#210 Article 14514 Posted at 2000/01/29 06:56:35 by 高木志郎アオ (MAP3887) [28GO]
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日本テレビジョン株式会社、英名テレビジョン・コーポレーション・オブ・
ジャパン、略して“TCJ”は1952年10月にテレビCMの制作会社として出発
した。とはいえ、民放テレビ第1号の日本テレビが開局したのは前述の通り、
翌'53年である。テレビのできる1年前にTCJは誕生していたわけだ。
このCM制作会社のTCJがアニメ制作の道に入ったのは『鉄腕アトム』の
ヒットで刺激を受けたテレビ局や広告代理店から、TCJにもアニメを作って
ほしいという依頼が殺到したためである。電通が発注するCMの90%を制作し
業界最大手だったTCJもこうしてアニメを手がけることとなる。初のアニメ
作品は『仙人部落』(1963/9/4~フジ)だった。
アニメ作品の制作の苦労は並大抵のことではなかった。とにかくスタッフが
いない。アニメーターなんて言葉も定着していないのだから無理ないが、とり
あえず絵を描ける人を探そうと、漫画家の卵をかき集めて動画を描かせるよう
なこともやった。
『鉄人28号』(1963/10/20~フジ)も放映当初は、絵コンテもシナリオも無し、
原作カッパコミクスから良さそうなシーンを選んでは拾いどりしてフィルム化
していくということすらあった。
原作者横山光輝は、鉄人28号はフランケンシュタインの“巨大であることの
恐ろしさ”にヒントを得たものだと語った。鉄人は少年探偵・金田正太郎の敵
として登場させるつもりだったが、連載がスタートすると作品の人気が上昇し
悪人に操られる怪ロボット鉄人は出番が遅かったこともあり、途中から正義の
味方として金田少年とコンビを組むことになる。
しかし、鉄人は操縦器を奪われると、悪事に荷担させられて、その破壊力は
巨大な脅威に一変する。このスリリングな設定はアニメ化の際「♪敵に渡すな
大事なリモコン」と主題歌にも歌われ子どもたちをワクワクドキドキさせた。
鉄人28号って原作もアニメも結構いい加減に作ってる感じですが、エンター
テインメントに徹していて、リアル指向の現代の作品には無い魅力がある気が
します。学校に行かず探偵をしている金田少年が、開発者の息子ということで
ロボットの所有を許されてたり、話の設定は現実にはあり得ないと思うけど、
見てる子どもにとっては夢だったのではないでしょうか。
『鉄人28号』の本放送放映時の正式タイトルは『グリコ劇場・鉄人28号』で、
主題歌も「♪グリコグリコグ~リ~コ~」まで歌うのが正式ですね。昨年発売
されたLD「エイケンTVアニメ主題歌大全集」(LSTD01579 \4700)にきちんと
収録されてたので、すごく懐かしかったです。
先行する『アトム』の明治製菓に対し、追撃する江崎グリコも気合をいれて
商品展開したみたいで、鉄人ワッペンがアーモンドグリコに封入されてたり、
オマケの鉄人の玩具が別の箱に入ってたグリコとかもあったかな。さすがに今
のB△ND△Iとは違って、菓子よりオマケの方が大きいなんてことは無かったと
思うけど…。
21世紀まで、あと338日 高木志郎アオ