#210 Article 14510 Posted at 2000/01/26 06:59:53 by 高木志郎アオ (MAP3887) [WANPAKU]
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『わんぱく王子の大蛇退治』(1963/3/24)東映動画
それまで東映動画の長編全てを演出した藪下泰司に代わって芹川有吾が登用
された。芹川は当時、飛行機のプラモデルに凝っていて最新型の戦闘機の模型
を部屋に並べたりしていたが、オロチのシーンはシナリオの段階から空中戦を
テーマにプランをたてて構成した。
東映動画も6年目で、原画を描く人も増えて、同じキャラが描く人によって
違ったり、異質の絵が同じ画面に出て来たり、作品全体の統一に欠けるように
なったため、スタッフ会議で作画監督を設けようということになり、森康二が
その第1号となった。
森康二はキャラクター作りに主張を持っていた。長編アニメは作品によって
絵の様式を変えてもいいのではないかと考え、動かすために出来るだけ単純な
絵にしようとした。そして、全てのキャラはシルエットにしても、それが誰か
はっきりわからなければならないと考えて、わんぱく王子のキャラはハニワの
素朴で単純な美しさを出そうとしたのである。
スサノオが旅をする話なので、一つのシーンにしか登場しないキャラはその
原画担当者が描いた。怪魚アクルの古沢日出夫、ヨルノオスクニの奥山玲子、
火の神の楠部大吉郎、アメノウズメの永沢詢、オロチの大塚康生等、それぞれ
新鮮なキャラクターを作った。小田部羊一、彦根範夫、月岡貞夫らが原画補に
加わり、60人ほどに増えたアニメーターたちも前作の沈滞を吹きとばすような
技術を見せ、傑作となった。
まさにアニメって感じの平面的なキャラですが、それまでの東映動画キャラ
よりもぐっと垢抜けした感じで、わかりやすいところが私は大好きです。
伊福部サウンドが燃えます!
21世紀まで、あと341日 高木志郎アオ