#210 Article 14501 Posted at 2000/01/22 06:57:38 by 高木志郎アオ (MAP3887) [ANIMATION]

Subject: Re:*24 20世紀 /14499 ........ /14463 /14452

>そろそろ「やぶにらみの暴君」の製作時期を過ぎちゃったけれど、日本公開

『やぶにらみの暴君』(1952)フランス、ポール・グリモー
「天井桟敷の人々」の脚本を書いた詩人ジャック・プレヴェールとの共同執筆
による脚本で、音楽「枯葉」のジョセフ・コスマという最高のスタッフによる
高度の美学と哲学を持った作品。
 タキカルディ王国のわがままな王様と彼から逃げる一組の恋人の物語。
 古典的で優雅な所と冷たいSF的な所が微妙にからみ、緩急自在のテンポと
リズムで美しい画面を作り出しているが、完成が遅れて共同経営者のアンドレ
・サリュが8割方できあがった作品を公開して資金回収にあてようと提案し、
グリモーの同意を得ぬまま強引に封切ってしまった。
 1952年度ヴェニス国際映画祭で審査員特別大賞を受賞。
 当時日本で公開されたのもこの版である。
 グリモーは訴訟を起こして長い民事裁判の後、作品のネガを買い戻し、27年
がかりで完全版『王様と幸運の鳥』(1979)を完成させた。

 この一連のアーティクルは、特撮・アニメの歴史を網羅したものではなく、
私が影響を受けたと思われる映像作品を羅列しただけなので、有名な映画でも
抜けてたりします(戦後のディズニー長編映画なんかも無い)。
 だけど、『やぶにらみの暴君』のラスト近くに登場するロボットについて、
『マジンガーZ』はこの真似だなんていう説もあるので、もしかしたら間接的
な影響はすごく大きいかも知れませんね。
 1960年代以降は、テレビ番組の比率が大きくなり、ますます劇場版の映画は
減る傾向になると思うので、適当にフォローお願いします。
 あと、人形アニメ等のセル以外のアニメも私の苦手な分野なので、フォロー
していただけたら幸いです。

        とりあえず今日は東京都写真美術館に行って
        勉強してこようと思ってます。            高木志郎アオ