#210 Article 14500 Posted at 2000/01/21 06:56:04 by 高木志郎アオ (MAP3887) [NHK]
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1959(昭和34)年10月、初めての家庭幼児向け番組『おかあさんといっしょ』
がNHKで放映開始された。週1回、毎月曜日午後1時40分~2時。
翌60年9月、『おかあさんといっしょ』は月~土、午前10時5分~10時21分
の毎日の放送になった。
その月曜、火曜編が『ブーフーウー』である。
ブツブツ怒ってばかりのブー(CV:大山のぶ代)、フーフーくたびれ屋のフー
(CV:三輪勝恵)、がんばり屋のウー(CV:黒柳徹子)の三匹の子豚が人気者となり
通算7年間に渡って放送された。
そして狼は、この三匹以上に、みんなのアイドルとなった。普通なら嫌われ
そうなはずだが作者の飯沢匡は狼に魅力的な性格を与えたのだ。この狼は孤独
で、本当は三匹の子豚と一緒に遊びたいのだが、お腹も空いてるし見るとつい
追いかけたり乱暴してしまう。が、結局三匹にしてやられドアを「バタン!」
と閉められて終わりになり、狼はトボトボ哀しく山に戻り月を見ながらギター
を抱え切々と歌う。
♪かなしいから おれはなく ウォ~ ウォ~ ウォ~
この歌に心を打たれ、視聴者は狼を好きになってしまったのである。
狼の声を演じたNHK三十人会出身の永山一夫は実は朝鮮の人間であった。
『ブーフーウー』が終わる頃、自分が日本生まれの朝鮮人なこと、子ども二人
に自分のように悩ませたくないので祖国に連れて帰ること、永山の名はNHK
の試験を受ける時に朝鮮のクゥンピョンスンという名前ではたぶんダメだろう
と飲み屋で知り合った親切な日本人の永山一夫という人から借りたことなどを
飯沢匡と作曲家の小森昭宏、担当ディレクターの田村洋に打ち明けたそうだ。
永山が胸に秘めた悩み、哀しい心を狼に託して歌ったから人々の心に届いた
のだろう。彼は、二人の男の子の手を引いて最後の北朝鮮行きの船で新潟から
出発していったという。
『ブーフーウー』は1967年まで放映しており、見ていたことは覚えてるけど、
どんな話があったかは記憶にありません(苦笑)。
去年『おかあさんといっしょ』40周年で「うたのBEST100」(COCX-30516→19
\7,560)というCDが出ました。4枚組なので値段は高いけど『ブーフーウー』
の主題歌や永山一夫の歌う「おつきさまはあおいよ」から『ドレミファ・ど~
なっつ!』や「だんご3兄弟」まで収録されているので、好きな人は買って損
は無いと思います。
そのあと「おかあさんといっしょ大全集」(COCX-30731 \21,000)というのが
発売されたみたいだけど、さすがにこれは買う気がしない…。
21世紀まで、あと346日 高木志郎アオ