#210 Article 14465 Posted at 2000/01/03 07:37:01 by 高木志郎アオ (MAP3887) []
Subject: Re: Re: 20世紀 /14463 /14452
アニメーション映画の誕生については、人によってアニメに対しての解釈が
違うためか、どれを最初の作品とするか諸説がある。
フランスのR・ロルタックは『メカノ教授』(1905)というのを作り出した。
同じ頃、スペインのセグンド・デ・チョーモンは映画のタイトルに、文字を
厚紙の上で動かしながらコマ撮りした『生きた文字』の方法を開発した。
アメリカのスチュアート・ブラックトンは、黒板にチョークで顔をかいては
消し、表情の変化やギャグを与えた『愉快な百面相』(1906)や白紙にだんだん
絵を描き足す『魔法の万年筆』(1909)を作った。
フランスのエミール・コールは、白紙に黒インキでかいた単純なデザインの
キャラクターによる動画を撮影してネガのまま映写し、黒地に白の画面の映画
『ファンタスマゴリー』(1908)を作った。上映時間はわずか1分57秒だったが
単にアトラクションだけに終わらない筋をもった立派な漫画映画だった。その
後もコールは、この、ファントーシュという世界初のアニメ・キャラを主人公
にしたシリーズを数多く作った。
アメリカのウインザー・マッケイの『恐竜ガーティ』(1909)は、白地に黒の
線で背景まで同じ1枚の紙にかき込まれ、作者(実写)の命ずるままに恐竜が
サーカスのゾウのように芸をする漫画映画であった。
また、1コマ撮りの技法で家具が室内を動き回る作品として、チョ-モンが
『電気仕掛けホテル』(1905)、ブラックトンが『幽霊ホテル』(1907)、コール
が『自動配達会社』(1910)というのをそれぞれ作った。
というわけで、映画が発明されたら、すぐにいろいろな技法のアニメが世界
各国で作られたというのは興味深いと思います。
コマ撮りで動かないものを動くように見せる映像を作るときのワクワクする
気持ちは、きっとどこの国の人でも同じなんでしょうね。
20世紀初期のアニメって、私は見たことありませんが、何となく同人アニメ
の楽しさに通じるものがある気がします。
9日の日曜は、大田区民センターのアニ研連に行ってみようかな~。
21世紀まで、あと364日 高木志郎アオ