#21 Article 5241 Posted at 1995/10/26 22:26:01 by 夏のこたつ (MAP2513) [CD]
Subject: Re:*8 SCD『残酷な天使のテーゼ』発売 /473(#194) .... /439(#194) /435(#194)
この曲は絶品と思っているので、できるだけ沢山の人に聞いて欲しいです。 というわけでマルチポスト。 私も発売日から探していたクチで、今日6店目でようやく入手しました。 OPさえ聞ければどうでもよかったのですが、とりあえずOP/ED2曲のを。 最近TV放送はいいけどいざCDSを買ってややがっかり、というパターンが 多かったのですが、今回は本当に大当たりです。 > サビ以外は全然だめぇ。ってのが多かった(まさに錆!)んですけど、 確かにそうですね。特に間奏部分が全然駄目なことが多い。最近の主題歌とかは ちゃんと音楽として練りあげないまま、ちょっといいメロディーを思い付けば 工業製品の如く作成発売という、あたかも使い捨ての感があります。 この曲は、全曲約4分の間一瞬も弛緩する事なく、高い水準で構成されていますね。 わけても特筆したいのは間奏部分とラストに至る部分。 この間奏は、冒頭部分こそ若干冗長な感があるけど、この機械的なくり返しは 次の人声が主体となる印象的な瞬間と強い対照を出すための準備と解釈しています。 ところでこの部分は確かに印象的ではありますが、真に重要なのは、その後歌詞が 2番に入るところで、イントロ部分が再帰するところではないでしょうか。 これは「残酷な天使のテーゼ~」の部分と同じメロディーですが、その歌詞のない 部分が2回出て来る事により、主題としてのアピールが強まり、全体として曲に強い 構築性を与えていると解釈しています。そういう意味では古典的というような形式を 持っていると言えますね。音楽はメロディーの羅列ではなく、構成こそが重要である ことを改めて感じました。 ラスト近くの、「人は愛をつむぎながら~」に入る部分も素晴らしいです。 冷静に考えれば何ともないのかもしれませんが、聞いている時の心理的な切り替えが 間に合わないくらいのスピードで、密度感としては比類ないものがあります。 またそれが急ぎ過ぎではなく、音楽の流れとして極めて自然ですね。音楽がその エネルギーを増大させてゆきながら終結に向かうと。同一のメロディーではありながら ソナタ形式の良くできたコーダを思わせます。 あとこれは非常に重要だと思うのですが、歌詞に字余りがほとんどないことです。 無論単になければ良いというものではないですが、最近は何等配慮の無いまま、 音楽との一体感を損なうような場合が散見されます。 ましな例としては「ゆずれない願い」がありますが、それでも主題の狙いをやや甘く しているような印象が残ります。この曲ではそういうことは全くありませんね。 アニメの主題歌、というとこの言い回し自体が妙にしっくりこないのですが、 その範疇の中では数年に一度程度の頻度でしか出てこない傑作と思います。 というわけで皆さん買いましょう。(^^;) MAP2513 夏のこたつ