#194 Article 3254 Posted at 1996/07/02 23:15:43 by Elcaset (MAP4600) [BEPPIN]
Subject: Re: ぼくたちのエヴァンゲリオン体験 /3240
エヴァのおかげて、デラべっぴんを買う動機付けができたので、ちょっぴり うれしいです。 しばらくこの手の本は見てなかったのですが、修正が緩くなっているような。 でもここまであからさまになると、かえって性的興奮の対象から外れてしま うことがわかりました。それにしても、みんな毛深いなぁ。 エヴァの特集のミサトやレイやアスカ、リツコの可愛いイラストと、女性の ヌード写真を交互に眺めながら、活用する人もいるんじゃないかと、一瞬思っ てしまいました。 ここの皆さんの書き込みで予習しておいたので、岡田さんの口車に乗せられ てしまうことはありませんでした。だけど、知らなかったら結構鵜呑みにして いたと思います。 著名なお三方からのコメントについては、一部だけを抜き出した恐れもある ので、信憑性薄いですね。こういうのは、編集する側の面白いように切られて 雑誌に載るのが普通ですから。 竹熊さんについては「サルでも・・・」の時に辟易してるので、こればかり は何とも。 最後の方で岡田さんが、エヴァはオタクだけにウケた、みたいなことを書い ておられましたけど、今の世間の人たちがほとんど疑似オタクと化してしまっ ているような状況から考えると、結局、ほとんどの人にウケた、と言っている ように聞こえます。 だけどエヴァ自体、オタクの試金石としての面はあるにしても、オタクだけ に対して作られたものじゃ無いはずだし。 岡田さん自身もエヴァのことについて、果たしてよく解っているのかどうか、 疑問に感じました。 エヴァとスミス、伊藤氏、ロッキングオン、何となく感じがつかめたような 気がします。わたしも伊藤氏の記事は面白いと思いました。 岩谷氏ですが、ソフトウェアデザイン誌とかでよく記事を読んでました。 わたしはこの方は好きです。だって、ちゃんとしたポリシー持って、(パソ コンに近い)コンピューターの記事や本を書いてる方って少ないように思える もんでして。 エヴァって、とにもかくにも、今日的ですね。 たかがTVアニメなのに、様々な分野や業界の人がやってきては、いろいろ と苦言や思い入れを話してくれるし、そういう(雑誌とかの)企画も無理なく 組めるところは大したものです。 確かにエヴァ自体の作りや成り立ちそのものは、相当プアなものなのでしょ うけど、この伝搬力と感染力はそれをほとんど無視できるだけの優位性を持っ ていると思います。今日では、情報の質とか良性うんぬんよりも、とにかく情 報の大きな中心になる、コアになる、と言う点が最重要視される傾向にあるの ですから。 岡田さんもそこに乗っかろうとしているような気がします。 * これは余談ですが、何か描こう(書こう)と思って始めるにしても、やって いるうちにどうしても、自分の知ってる過去の作品に部分部分が似てきてしま うことがあったりします。 もちろん、そこは記憶と繰り返し作業を頼りに、似ている所は変更してオリ ジナリティを上げようとするわけですが、そのうちどうしても、 ここはやはり紋切りだけども、このように表現するのが一番効果的だし、整 合性があるとか、 この表現は確かにだれそれが確立し、誰が見てもそれと解るのは解っている が、今日では一般的な手法となっているし、認知度もあってこれを使うのが効 率的だとか、 そういうところが出てくると思います。 そうなると、どこまでオリジナリティにこだわるかを決めるのに悶々となっ てしまうことがあります。 あまりオリジナリティにこだわると、今日の情報の急流に追いついて行けな くなる恐れがあるし、受け手側(あくまでも仮想的に考えて)もある程度は、 楽に理解できるような、過去に実績のあるような表現を求めている部分もある でしょうし。 普通なら、まあいいや、どうせ俺はプロじゃあないんだし、と思って結局、 その辺をいい加減にしてしまうのですが、プロの場合はどうなんでしょうか。 よく庵野氏がパクリだパロディだオマージュだ、と言われているのを見てる と、ここいらへんの疑問がふつふつと沸いてきます。 当然、庵野氏は自らオタクと称しているだけに、オリジナリティにこだわる 気になれば、時間と手間をかけてでも、そうすることができるだけの知識と実 力を備えているだろうし・・・。 エヴァはパロディとオマージュの塊だ、とよく言われますけど、良く見ると そればっかりやってるワケじゃないのに、そういうところばかり雑誌とかで強 調されてるような気がします。 本当は、上手なパクリの方法は、あまり誰も知らないところから持って来て、 少しだけ上辺を替えて出すことなんですけど、愚直なまでに論評家の皆さんの 指摘する「元ネタ」そっくりに画面に登場する要素の数々。 これらは、わざとやってるとしか思えないです。 で、どうしてこんなことするのか、と考えると、けっきょく庵野氏は受け手 の欲しているものを素直に提示しているだけなのかも知れませんね。 もしも、この構図が大体当ってて、飛躍してこれがオタクたちの作り上げる 創作世界の姿なのだ、って話しになると、凄く嫌ですね。わたしは。 エルカセット