#192 Article 452 Posted at 1996/01/25 02:13:59 by ☆まちばり☆ (MAP641) [NO.14]
Subject: Re: Re: 愛と涙のプラットホーム /449 /448
ようやくみました。 今回がアニメ版初のオリジナルストーリーだったわけですが、さすがは脚本家の 米村さん、やってくれます。その辺の原作つきシナリオよりよっぽどよく出来て いました。確かに細かい点ではそれなりに文句もありますが、大筋ではこの作品を よく捉えたオリジナルストーリーを作ってきたと言えるのではないでしょうか。 少なくとも、とんでもない勘違いをした作りをしている点は皆無である、という ことだけでも高く評価出来ると思います。初のオリジナルストーリーを書いて これだけのモノが書けてしまうというのは素晴らしいことだと思いますです、はい。 細かい点でこれはちょっとなぁ、と思う点を挙げるとすると、 ・しょっぱなの映画のシーンが今一つ生きてない感じが。次の日の朝のイベントで アスカJrが言葉を押さえるシーンがあるけど、そこでローザ王女の鏡のシーンを フラッシュバックしても良かったんじゃないかしらん? ・涼子ちゃんと恭子ちゃんについてはもうちょっとうまい描き込み方があったと 思います。確かにこの作品、芽美とアスカJr以外は「その他大勢」ですけど、 この二人にはしっかりした性格を持たせて欲しいです。っつーか、そういうふうに しないとキャラが生きてこないです。 ・上と関連しますが、あのいじわる教育ママにしろクソガキ(死語ですね(笑))にしろ ジョンにしろヒロイン役の女性にしろ、あまりに典型的お約束な性格すぎて、 人間的な暖かさが感じられないところが残念。とりあえずキャラクターを典型的 パターンに従って動かしたら必然的にこんなシナリオになりました、という感じの ストーリーで、今回のお話は流れに不確定要素が全くと言っていいほどないのです。 この辺、まだ完全にはセイント・テールの世界観を自分の中に取り込み切れて いないのではないでしょうか。現段階では、とりあえずセイント・テールの世界観と 食い違わないようにキャラを動かすことは出来るけど、キャラを自在に動かした 結果、それが全く世界観とズレていないというとこまでには行ってないと思います。 ・セイント・テールの鬼ごっこシーンがイマイチ。ちょっとメリハリがないですね。 これはコンテにも原因あり。トンネルを越えたところで街の夜景がぱあっと開ける ところを山場にしたかったのだと思いますけれど、コンテのせいでそこまで印象的な シーンには仕上がっていないです。もったいない。 結局、なんかだらだらと駅まで走っていっただけかぁという感じになってしまって いますね。そそ、どうせなら芽美にも地面を自力で走ってもらいたかったです。 芽美はマジックでなんか楽々と走っているのにアスカJrは体力で汗かきながら 走ってる、という方が絵になったような気が。(^_^;) ・でも、街中をあんなふうに堂々と自転車で走るセイント・テールってのはあまりに ヘン(^_^;)。そもそもやっぱり時間設定がまずいんですよね。夜の9時にホームと いうのは無理がありまくり。この時間帯ってまだまだ人通りが多いでしょ? 街にしてもホームにしても、セイント・テールがずうずうしく出てくるような 場所ではないはず。まああんまり夜中に子供が出歩くのはよくない、という訳の 分からない制約のせいかもしれません。(笑) 一方でよく出来ていた点としては、 ・敢えて飛鳥刑事を出さなかったあたりは正解かと。芽美とアスカJrの恋愛ものを ボケさせないためにも、また今回は飛鳥刑事が出てくるような犯罪モノではない ので、うまくアスカJrを立ち回らせて処理してますね。 ・割と自然な素材選び。子供の出来心のいたずらで自転車を盗んでしまう、という 軽犯罪は割とセイント・テール向けですね。警察沙汰にはしたくない、かといって そのままでは困る、という二つの条件を満たす素材としては割とよいネタかと。 ・あまり複雑すぎないシナリオだった点。子供たちでも分かって楽しめる程度の 簡単な内容でなければ、それは単なるアニメマニア向けの作品に過ぎません。 最近の原作のセイント・テールより遥かに分かりやすいかと思うのですが。 ってとこでしょうか。全般すれば非常によく出来ている方だと思います。 米村さんの脚本のお話は、誰が脚本を書いたか知らなくてもアニメ版を見ていて ピンと来るんですよね。ぶ~りんの池田さんの脚本と同様に。 セイント・テールの脚本陣の中では群を抜いてトップでしょうが、問題はやはり 米村さん以外の人がどれだけのものを書けるか、ではないかと。 来週以降の玉砕パターンが見ものですねっ。(笑) MAP641 まちばりあかね☆