#19 Article 1571 Posted at 1993/05/24 04:45:51 by KYOGO (MAP2034) [MICHAEL]

Subject: Re:*5 聖ミカエラ学園漂流記 /1570 ... /1557 /1553

私はアニメーション版も小説版も、あまつさえ戯曲版も読んで/見てないので、
推測まじりの発言になってしまいますが、ちょっとだけ。

>| 『聖ミカエラ学園漂流記』は、演劇舎螳螂のために書いたものである。そ
>| のために僕は、実際の女子高生を20人集めることを条件とした。

もう10年ばかり前に上演されたこの演劇を、私は見にいきました。
森川久美がチラシのイラストを描いた、改訂版のほうの上演です。
(そのチラシがなんと探したら見つかりました。'84年でした)

W.M.さんの書き込みから推測するに、この演劇の内容は、戯曲版に
近いものだったようです(当然ですが)。

>前後のつながりがないかのような言葉が次々と
>並べられていて、どれが何の象徴であるのか、それとも戯曲上の定石的な表
>現方法であるのか、どう解釈すればよいのかわからなかったのです。

今となっては詳しく覚えていませんが、まさにそういう話でした(^_^;)。
ただ、小さな芝居小屋、客席と舞台がわずかの距離で接近している状態で
見た場合、現役の女子高生10人(*1)が、舞台の上から、または客席の間から、
力の限り叫び、不思議な話を演じていくさまは、
なんともなまめかしく、また切実なものがあり、奇妙な迫力に満ちたものでした。

 ( (*1) 20人が2組にわかれて、一度の上演で出るのは10人でした。)

この戯曲がそういった舞台を想定して書かれている以上、戯曲だけを読むぶんには、
(さらに言うと、生身の人間が演じるわけでないアニメーションでも)
かなり違ったものに感じられるだろうな、という気がします。


と、いうことで、

>戯曲というのは文字を使っていても、小説などとはまったく異なるメディアなので
>すね。

たしかに戯曲は、舞台の上で演じられることを前提に作られてるという点で、
小説とは全然違うメディアではあるわけですが、
演劇に、わかりやすいストーリーのものと難解なものがあるように、
戯曲にだって読んでわかりやすいのもあれば難解なものもあり、
小説にだって、それこそコバルト文庫みたいなのから阿部公房みたいなのまである、
ということだと思います。
ようは作品の内容次第で、戯曲だから難解、ということではないのでは。

(ただまあ、一般的な実態として、少人数のハコで演じられる、小さな劇団の演劇は
 難解なものが多いですよね(^_^;)。今はともかく、10年前は圧倒的にそうでした)

私も機会があったら、アニメーション版を見てみたいと思います。

                                   KYOGO