#18 Article 1654 Posted at 1999/01/11 22:09:25 by PAZ (MAP2562) [HIMIKO.01]
Subject: Re: 火魅子伝#1「墨火」 /1649
こっちはOPについてです。 まず、音楽が凄く良いです。 動と静の移り変わりが大変に美しく、 淡々と静かに進むボーカルに、 ある点から音とコーラスが絡んできて盛り上がって、 それから再び波のように静かに引いて行き、 またボーカルのみに戻っていく。 小さい波、大きい波。その繰り返し。 あと、スピード感あふれる映像も良いです。 が、ほとんどのカットの画面構成と動きが、 どこかで見たことがあるように思いました。 たとえば 「最初のタイトルが出る前の、 目をつぶった女の子がスクロールしていった後に顔のアップになって 音楽とともにはじかれたように目を開ける」 「花びらが舞う中でバストショットの女の子がこちらを見ている止め絵で 花びらとともに全体が横に多重スクロールする」 「目をつぶった女の子(顔のアップ)が目を開くのと同時に羽が舞い、 カメラが引いてゆく」 「カメラ目線の女の子が腕をひろげながらぐるっと回る」 「横顔に近づいていくとぎりぎりの所でこちらを振り向く」 「高い所に1人で佇んでいて、その周りを一定距離のままカメラが回る」 「竜巻の中で静かに立っている」 なんていうのが、みんなどこかで見たような気がしています。 「腕をひろげながら~」の所はアウトロースターOPのメルフィナかな、とか。 「音楽とともに~目を開ける」の所はSMJtoXのEDのライムかな、とか。 で、どうして「ほとんどのシーンをどこかで見たことがある」と思うのか、 色々と考えてみました。 一般的なアニメのOPって、敵と戦ったり誰かを追いかけたりといったような キャラとそれ以外の何かとのインタラクションを描くことによって キャラの背景とか本編での役割を説明する「ストーリー的な部分」と、 キャラ単体でポーズを取っているだけのような 「ピンナップ的な部分」で成り立っていると思います。 たとえばテレビ版剣心の最後のOP(灯台のやつ)では、 灯台の光に照らされて各キャラが浮かび上がるピンナップ的シーンと 本編の映像を使ったストーリー的部分が入っています。 ところがこの火魅子伝のOPでは、ピンナップ的なシーンが多数を占めていて ストーリー的なシーンは皆無に等しいと言うことができると思います。 で、大量にあるピンナップ的なシーン間の類似性を下げるために 様々な手法を駆使していると思いますが、 そのために同様の手法を用いている他の作品のピンナップ的なシーンとの 印象のオーバーラップが発生していて、 それが「どこかで見た」という感じを抱かせるのだと思います。 逆にピンナップ的シーンの集大成だと割り切って見ると かなり気持ち良いです(笑) 音楽にも合っていますし、実はけっこう気に入ってしまいました。 PAZ