#159 Article 421 Posted at 1994/09/05 20:16:55 by As (MAP3660) [HIROSIMA]

Subject: Re:*10 広島国際アニメーションフェスティバル /420 .... /385 /382

あああ、友人に頼んでNIF見せてもらったら、この辺の話題書く人がみんなNIFに
行っちゃっているのね(;_;)私もNIFに入らないと駄目かなあ...

実はここ3回ばかりTAGAWAさんの本を買いにいっているのですが、未だに
お顔を覚えられない私をお許し下さい。


さて、語学力の弱い私にとって、台詞がわからないと理解できない物は、
つまらん作品なのです。;-)

だから私はフレデリック・バックの会場上映版なんてほめないぞ(^_^;)
実際、以前「木を植えた人」が賞取ったときには、フランス語だったので
みんな寝ていて、「木を植えた人ってどんな作品だっけ?」と回りに聞いても
わからない。結局森繁さんの日本語ナレーション版を聞くまでは、内容が
わからなかった(^^;)今回も、「ああ、きれいな画面だなあ」と思いつつ意識が...

ま、フレデリック・バックなんて来日している時点で、ヒロシマ賞か、グランプリ
取るのが解っていたようなものですし:-P...

しかしこの入賞のリストは、「この辺で真面目にアートしているものも
入れておこう」とか「なんか東洋的だから入れておこう」とか「御大が来ている
から」とか「真面目にエイズや平和のキャンペーンしているから」などと、
政治的な配慮がにじみでているんだよなあ。毎度毎度。本当の面白さとはあまり
関係ないよなあ。何しろ審査員が各作家持ち回りだし。他の大会で既に賞取って
いたりすると、「今度はこっち」になりますし。

いや、フレデリック・バックのは実際すごいよ。でも私は「さすがチャンネル4」
「やっぱ目玉がくり抜かれないとヒロシマじゃあないよなあ(^^;)」
「さすがに肉食って何百年も騙しあい、殺しあってきたヨーロッパ人は
ひねくれ方が違うなあ。これが文化の厚みというものか」という海外
アニメの見方をしていることが多いもので....
チャンネル4って要するにモンティパイソンを流していたBBCですよねえ?


それでも賞のうち数本はとんでもないのが毎度入るのは、「さすが審査員が
ヨーロッパ人、良心のかけら(笑)くらいは残っているな」と感心します。




えー、まず入賞作品に関する感想をば。

◎大いなる河       フレデリック・バック
寝ていたのでわかりません。翻訳ナレーション版待ちですね:-)

◎ヴィレッジ       マーク・ベイカー
前回の「丘の上の農家」が賞取った時も、「あれ?あれってほのぼのだっけえ?」
とあせった記憶があります(^^;)淡々と...ほのぼののふりをしてブラックな内容
なのが私のお好みです。

◎リトル ウルフ     アン・ヴロムバウト
いやあ、グロでもひねてもいないのに面白いぞ!!羊の鳴き声が良いんですよ。

◎Def II-スクラッチ篇
◎コミックブック I.D. 
確かに面白いが、MTVならこのレベルは珍しくないような....

◎お勢登場        名倉靖博
えー?何でこれが??東洋的だからか?暗黒面の理力の描写が類型的でたいした
ことないぞ。小説を読んだ方が100倍はいいぞ。ちゃんと作画してあるだけ
じゃないか。

◎Swinging in the Seesaw
黒背景にパステルか色鉛筆、鏡の中の人物とうねうねとからみあう作品
説明によるとナルシス。まあアートなんだろう...

◎Stop Action Face
エイズ啓蒙物。ちなみに今回はノーモアエイズキャンペーンというプログラムも
あった。なんか「7人に一人は」だそうだ。(^^;)作品は人間アニメで、顔の前に
いろんな人の顔写真をかざして行くという技法。多分そんなふうにいろんな
人間とやると危ないよ、といっているんでしょう。アニメーションとしては
ちっとも面白くない。

◎以心伝心        古川タク
典型的な有力者受賞パターン。2位のやまむら浩二さんの「カロとピヨブプト」
の方が素材も動きも面白さもずっといいぞ。いいかげんにしろ。

◎ブリタニア       ジョアンナ・クインヌ
俺には、「正義は勝つ」というよりは「昔は散々略奪三昧したけれど、今は
いい子だから仲良くしましょ」と無神経にいっているようにしかみえないぞ(^^;)
日本人にはこわくて作れない。さすがジョンブル。ペーパー、鉛筆書き??かな。

◎Cave        岡田義之,奥井宏幸
CGの未来と精密な絵による原始人がなかなか頑張っていることを感じさせ
る作品です。しかしこのカテゴリーで他の作品押しのけて賞取るほどかなあ?
と思ったら、このカテゴリーで特別賞2本出てて他のはヤバいからのようで(笑)

◎スクリーン プレイ   バリー・C.J.パーブス
上と矛盾するけれど、台詞がわからなくても展開するアートな世界はすごい。
この方は人形アニメで演劇物をする方です。
確か、以前「NEXT」という、シェークスピア俳優のオーディション風景を
人形アニメで描写した作品を出していた人と同じはず。
これがまた、ぼんやり観ていると本物の人と錯覚するようなリアルな人形で、
舞台の上で、一人芝居するんですよ。
また、今回のbest of the worldでは、30分近いオペラ劇の「Rigoletto」
が出品されていました。これは5等身位ですかね。これもキャラの表情とか、
動きとか、デザインがすばらしい作品です。
んで、肝心の今回の審査出品作の内容は、「歌舞伎」です。人形も日本調の
ものになっています。何しろアニメーションだから、本物の舞台よりもはるかに
華麗で、物理的に不可能な舞台装置が作れます。ただ、ずっと舞台の視点だった
のに、最後は劇映画の視点になって唐突に鎧武者が出てきて切り殺されるのが
よくわからない。あれじゃ「ブラジル」だ(^^;)多分台詞がわかれば、
ある程度理由がわかるのでしょうが。

◎ザ・ロング・トラウザーズ    ニック・パーク
これは誰に聞いても文句なしの一押しですね。台詞はわからなくても言っている
内容は情景で完璧にわかるので大丈夫。それだけ演出がしっかりしているし、
定型描写を上手に使っているのでしょう。一階に展示がありましたが、
人形が結構小さいのには驚き。10cm~15cm位なんです。
話は...観なさい。ぜひ観なさい。絶対観なさい(^^)
ところで、ペンギンはイギリスのジョークの基本なんですか??

◎シーファリ
こんな3DOのゲーム画面みたいな物のどこがいいんだ。CG物

◎カッコーの甥
白黒の紙かセルだろう。モンゴル方面の昔話か?よくわかんない。

◎リボルバー
これはストーリー物でないので、何とも形容しがたい。題は同じシーンが
繰り返されるためだろう??よくわかんない。

◎パラダイズ
これも...一発ねただなあ。徐々にcartoonな顔が描かれて行く作品で、
その顔が左右に振られているんですが...賞取るほどかなあ...

◎ウーザット
人間をわざわざコマ撮りしてアニメートしなおす技法が有ります。
人形と同期して動く為とかね。この作品もその技法。これは面をかぶっていて
その面がアニメートされるからなんですが。話しは酒場に飲みに行って...
ああ、どこからか「小市民」が聞こえる(^^;)
技法はおもしろいですが、この「小市民」性がいや~~~。

次回、コンペ非入選作。次々回、他のプログラム紹介予定

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