#148 Article 3698 Posted at 1994/03/23 08:22:54 by 速水 明 (MAP4167) [NOVELS]

Subject: 赤ずきんチャチャノベルズ

スレッド関係
現在 #148/3698 — 「赤ずきんチャチャノベルズ」 1994/03/23 08:22:54 · 速水 明 · MAP4167
     返信先 #148/3711 — 「Re: 赤ずきんチャチャノベルズ /3698」 1994/03/23 20:11:59 · CMLみらい · MAP4352
いやいや、速水局長の学園生活編、ハラハラドキドキで読ませていただきました よ!さすがは(自称)小説家!ですね。4年後という設定がなかなかいいです。おぉ 大チャチャさまぁぁぁぁ!…もとい、いつまでたっても変わらない5人+師匠2人 でした。いやいや、チャチャワールドしてて好きですね(^^)。 出勤途中…、うんうん、わかるような気がする(笑)。僕にも経験がある!いいも んですよね、あれって(笑)。え?なにかって?なんでしょ?(^^; CML。…
     返信先 #148/3734 — 「Re: 赤ずきんチャチャノベルズ /3698」 1994/03/24 21:00:07 · みっく☆ · MAP4329
Article 3698 [NOVELS] by 速水 明 (MAP4167)のフォロー とうとう始まってしまいましたね。(^^; ああ、わしも書かないと。 あとで読ませて頂きます。 しかし、#126といい、凄いわこのバイタリティ。 で、B.チャチャは出てるんですか?(笑) みっく 1994.3.24
     返信先 #148/3841 — 「Re: 赤ずきんチャチャノベルズ /3698」 1994/03/28 00:14:39 · PAZ · MAP2562
読ませていただきましたぁ。 速水さん、楽しい小説をいつもどうもありがとうございます。 オチまでバッチリですね。素晴らしいっす。 ちっちゃいチャチャから大チャチャって、わずか4歳の差なのですか? 僕、10歳くらい違うのかと・・・(^_^;) 今後もいっぱい書いて下さいねー。 PAZ
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   「赤ずきんチャチャ ~学園生活編~」    速水 明

                     原作  彩花 みん

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  大魔王との戦いより4年の月日が流れていた。
  赤ずきんの良く似合う女の子も平和な月日の中で慎ましくも元気に、そして
  美しく成長していた。
  その姿は、まさに4年前の変身したチャチャの姿、そのものであった。
  幼なじみの狼男のリーヤも今ではすっかり逞しくなり、狼の姿になっても
  昔のように「ふぁふぁのもこもこ」と抱きつかれる様な事も無くなっていた。
  親友のしいねちゃんも、密かにチャチャを思いつつ、立派な青年へと成長して
  いた。

  うらら学園放課後・・・・・・生徒達が校舎からぞろぞろと出てきていた。
  そんな様子を3階の教室の窓から眺めていたチャチャは、箒を持って、掃除を
  していた手を休めていた。
  「何か面白い事ないかなぁ」
  ぽつりと呟くチャチャを見つけた少女が声をかけてきた。
  「ちょっと、チャチャ!ぼーっとしてないで、机運ぶの手伝いなさいよ」
  紫のセミロングの髪をかき上げながら、涼しい目でチャチャを睨んで言った。
  その言葉に相づちを打つように、甲高い声で「そうよそうよ」と聞き慣れた
  声が飛んできた。
  やっこちゃんとマリンちゃんである。
  この3人、端から見ると仲が悪そうな感じがするが、学校の帰りにあんみつ
  や、ハンバーガーを食べに行ったりするほど仲が良く、掃除当番もそういった
  事から、同じ班になっていた。
  もちろん、男子の掃除当番は言わずと知れたリーヤとしいねちゃんの二人である。
  このメンバーがそろうと、一騒動起こりそうな雰囲気だが、不思議な事に、今まで
  何のもめ事もなく、以前の関係を知っている周りのクラスメイトからは、驚異の
  まなざしで見られていた。
  ゴミ捨て場から帰ってきたリーヤとしいねちゃんが教室に帰ってきてから間もなく
  して掃除は終わった。

   校舎から出てきた5人は校門にさしかったところで、昨晩起こった地震についての
  話題で盛り上がっていた。
  「そういえば、ここに来る途中の岩場に大きな空洞が出来てたわよ」
  そう言うと、くすくすといたずらっぽく笑ったマリンちゃんは、その方角を
  指さした。
  その方角を見た5人の目は好奇心に満ちた輝きを発しているのであった。
  幸いして翌日は土曜日で学校はお休みである。
  そして、5人は話し合った結果、朝10時にチャチャの家の前に集合する事と
  なった。

  話し合いの内容としては、まず、しいねちゃんが「それじゃ、明日チャチャさん
  の家まで迎えに行きますね」と言ったのが始まりで、それを聞いたリーヤが「俺
  も迎えに行くぞ!」と対抗した為に、話しが良からぬ方向へと発展して行った。
  未だにリーヤを慕い続けている自称健気で可憐な美少女・・・マリンちゃんは、
  リーヤがチャチャの家に行くというのを聞いて、「それじゃぁ、あたしも」と
  便乗した為に、取り残されたやっこちゃんは「セラヴィ様に会えるからいいわ」
  と、動機は不純だが満場一致で集合場所が決まったのである。

  翌日、時間通りに全員集合した。
  そんな光景を見ていたセラヴィは、チャチャ達にお弁当を渡して、一言声をかけた
  「気をつけていってらっしゃい」『いってらっしゃい』
  そう言うと、エリザベスの手を振ってチャチャ達を見送って部屋に戻って行った。
  そんな光景の中、一人舞い上がっていたやっこちゃんは、セラヴィが既に家の中に
  入っていたのが気づかないほどに自分の世界に浸っていた。
  彼女と付き合いの長いチャチャ達は、やっこちゃんが現実の世界に戻ってくるのを
  じっと待っていた。

  やっこちゃんが正気に戻り、一同がチャチャの家を出発したのは集合してから約1
  時間経ってからであった。
  「ど、どうしたのよ・・・みんな恐い顔して」
  周りの冷たい視線にやっこちゃんはたまりかねて声をかけた。
  すると、リーヤの腕を掴んで決して放そうとしないマリンちゃんが答えた。
  「だって、何時まで経ってもやっこちゃんたら、自分の世界に浸ってるんだもん」
  「なによ!マリンちゃんだって、何時もやってるじゃない!!」
  「ひっどぉーい、それじゃぁあたしがバカみたいじゃない!」
  とうとう、二人は喧嘩を始めてしまった。
  しばらくは成り行きを見ていたチャチャ達も、これじゃぁキリがないと言う事で
  二人を止めに入る事にした。
  しかし、白熱した二人の仲を止めに入るのは容易ではない、そこで最後の手段と
  してチャチャが魔法を使う事になり、「いくよ」と二人に声をかけた。
  チャチャの魔法・・・以前のように突拍子のないものは出てこなくなったが、未だ
  魔法に関しては信用されていなかった。
  喧嘩中の二人も、チャチャが魔法を使うと聞いて、喧嘩を止めざるを得なくなっ
  たのである。
  そんなこんなで、お互い遺恨を残しながらも、ようやく目的地に着いた。

  「いよいよだね」
  チャチャが空洞を見つめて、抑えきれない興奮をじっとこらえている。
  「ぐぅ~~~~~~~っ」
  そこへ、緊迫した雰囲気を崩す情けない音が響いた。
  そして誘われる様に一同は、音がした方向に視線を向けた。
  そこには、目を潤ませながら、こちらを見ているリーヤが指をくわえてじっと見て
  いた。
  その光景にずっこけながらも、お昼にしようということになり、セラヴィの作った
  弁当を美味しそうに食べていた。
  そして、一同は食事を済ませた後、空洞の中へと入って行った。
  空洞の中は、チャチャの魔法のおかげで、明るくなったが、逆に眩しいほど光が
  反射していた。
  当の本人は「どうせ、あたしの魔法なんて・・・」といじけている。
  余りにも眩しいという事で、しいねちゃんがサングラスを人数分魔法で出した。
  「こんなことなら、やっこちゃんかしいねちゃんが魔法を使えばよかったのよ」
  とマリンちゃんは愚痴をこぼしたが、一同は何を言っても一緒だと笑ってごまか
  していた。
  多少の問題を残しつつも、空洞の奥へ奥へと進んで行った。
  始めは、結構広い感じがしていたが、進むにつれてだんだん狭くなってきていた。
  それでも、前へ進んで行った一同の前に巨大な空間が広がっていた。
  「わぁ、ひろぉーい」
  思わずチャチャが感嘆の言葉を漏らした。
  「それにしても、眩しいわねぇ何とかならないの?」
  マリンちゃんがチャチャに話しかけた時、前を行っていた、しいねちゃんとリーヤ
  の声が聞こえてきた。
  「おーい!みんなぁ!!なんかあるぞぉ!!!」
  「リーヤ、なんかじゃなくって、これは箱じゃないか?」
  そんな二人の会話を聞きつけてか、いつのまにか二人の周りにチャチャ達が押し掛
  けて来たいた。
  まず、しいねちゃんが、箱をあけようとすると、鍵が掛かっているらしくビクと
  もしない。
  「ダメだぁ、開かない」
  「よし、それじゃぁ俺がやる!」
  そういうと、箱にしがみつくように蓋をこじ開けようとしたが、それでも全く
  開く兆しが見えなかった。
  「あたしが、魔法で開けてみる」
  チャチャがそういうと、マリンちゃんとやっこちゃんは、力いっぱいチャチャを
  否定した。
  「お願いだから、それだけはやめて!!」
  しいねちゃんとリーヤも同じ様な事を考えていた。
  そして、その気持ちを代返するかのように、マリンちゃんがチャチャに一言注意
  した。
  「チャチャ、それだけはやめて!もし、その箱が開かないであたし達を襲ってき
  たらどうすんの?」
  チャチャは、何も答えられなかった・・・それは、過去にそういった出来事が数えき
  れない程、起きていたからである。
  「そ、それじゃぁ・・・セラヴィ先生に開けてもらおう」
  「えっ!セラヴィ様!!ああぁ、またあの御方に会えるのねぇ・・・」
  「やっこちゃん・・・行くよ」
  再び、自分の世界に旅立とうとするやっこちゃんに声をかけてチャチャ達は出口
  へと向かって行った。
  そして、一同は宝箱を持って空洞の出口へと向かって行った。

  無事に外に出て来れた5人はチャチャ、しいねちゃん、やっこちゃんの出した箒に
  乗ってチャチャの家へと向かった。

  そのころ、セラヴィは、家を訪ねてきたどろしーちゃんにお茶を出してもて
  なしていた。
  「あの子達、一体どこに行ったのかしらねぇ」
  「さぁ、この前の地震で出来た空洞を探検しに行くって言っていましたけど」
  『ホント、何時まで経っても変わらないんだから』
  セラヴィの背負っている人形のエリザベスがどろしーちゃんの方を見た。
  「変わってないのは、あんただって・・・」
  と苦笑するどろしーちゃんの背後から、元気な声が帰ってきた。
  「たっだいまぁ!!」
  チャチャ達が帰ってきたようである。
  そして、一同を迎えたセラヴィは話しのあらすじをきいて、その箱を見た。
  「おや?この箱には魔法がかかってますねぇ、この手の魔法はかけた本人じゃない
  と開きませんが・・・、まぁ私には関係ないですかどね。えいっ!」
  すると、箱は音もなく開いた・・・・・。
  そして、後ろから見ていたどろしーちゃんの顔は引きつり、セラヴィの顔は
  みるみるうちにうるうる目に変わっていった。
  「どうかしたの?先生」
  「こ、これは・・・僕が昔、死ぬ想いをしてまで作り上げた、どろしーちゃんの
  写真集!!完成と同時にどろしーちゃんに持って行かれたのを覚えてます」
  そういうと、パラパラとページをめくっては「かわいい!」と呟きながら見ていた

  「結局、俺達何だったんだ?」
  リーヤがぼそっと呟き、一同は「まぁ楽しかったからいいんじゃない」と
  マリンちゃんの一言で納得した。
  「あぁ、君達、今日は家でご飯を食べて行きなさい。写真集のお礼です。
  それと、どろしーちゃんもどうですか?・・・どろしーちゃん?」
  声をかけられたどろしーちゃんは、余りの出来事に固まっていた。

  そして、楽しい晩ご飯を食べた一同は、それぞれ自分の家へと帰って行ったので
  ある。


                                  おわり


ps. これは、出張中に会社の98NOTEで暇潰しとして書いたものです。ォィォィ
  だって、なにもする事がないんだもん(T_T)
  なお、世界設定の云々については、私の個人的な見解により原作・アニメとは
  異なっておりますので、ご了承下さい。m(__)m
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  えっ?何故4年後かって?そりゃぁ「大チャチャ様」を合法的に使うには
  これっきゃないでしょう!>あくまで、大チャチャ派の速水であった。(^^ゞ
  行動は小チャチャのままだけどね(笑)