#148 Article 24836 Posted at 1996/05/09 01:58:18 by ふぃる (MAP5092) [SSHU]

Subject: あのときめきをもう一度

とあるアパートの一室に何人か人が集まっている。
一人の少年がアニメの録画ビデオを見せてもらっているようだ。


『愛よ、』『ゆうきよっ、』『きぼうよぉ!』

『愛と…勇気と…希望の名のもとに…
 マジカルプリンセス、ホーリーアーップ!』

アニメの中の女の子は光に包まれて変身した。
女の子が凛々しく構えて放った魔法の弓矢が、魔王の刺客を射抜く。


この時、少年の目の色が変わったことを
部屋にいた他の人達は見逃さなかった。(-_-+


男がおもむろに、ビデオの停止ボタンを押した。

少年「えっ!?どうして止めるんですか!?」
男 「見たいかな?」
少年「あ、当たり前じゃないですか…。さ、最後まで観ないと…」
男 「そうだよな、最後まで観ないと気が済まないよな。」
  :
  :
男 「今の女の子、頬のラインがとってもキュートだったよなぁ…。」
少年「う・・・。」
男 「弓を構えて、勇ましく戦おうとしているが、でも戦いなんて普通
   しないような可愛い女の子。そういうギャップがいいと思わないか。
   ちょうど、女の子が男装した時のような…。
   そうだ、あの子、タキシードとか着ると良く似合うんじゃないかな。」
少年「や…やめてください。」
男 「でも、Tシャツに、白いキュロットスカートも良いかな。」
少年「わーん。やめてくださいー。いじわるしないで見せてくださいー。」

少年は取り乱し、ビデオのリモコンに手を伸ばそうとする。
が、他の人達によって阻まれる。

男 「もちろん、学校なんかの制服姿だって、きっと似合うだろうなぁ…。」
少年「うわーっ、もう、なんでもしますから見せてくださいー。」

男 「よく言った。それじゃあ、これから言う品物を買ってくることが
   できたら続きを見せてあげよう。」
少年「何を買ってきたらいいんですか?」

男 「衣料品関係なんだけどね…。これに書いてある。」
少年「こ、これは…。女児用下着じゃないですか。で、できませんっ!」

男 「さっきの女の子…ブラウスに、無地の薄手のロングスカートも
   似合うかな。強い光に当たると、足のラインが透けて見えたりして…」
少年「う、ああ…。」

男 「ふっふっふ…。素直に買ってきますと言えないのなら、
   言えるようにしてあげてもいいんだよ。」

                   次アーティクルへ続く