#13 Article 9764 Posted at 1995/03/19 01:13:19 by MSP-Iris (MAP4370) [SYNTAX]

Subject: Re:*19 タイトル… /9758 ...... /16414(#148) /16322(#148)

> 文法規則は知っています。ただ、規則に行きつく前に、現実の使われ方を意
>識しないことには、チト危ないんじゃないかと思ったんです。

 文法というのは、実際に使用している言語を分析する学問ですから、それは
大事なことです。規則が先にたって良いのはエスペラントだけなんじゃないか
と。それはわかっていて

>> それはですね、文節や単語をどこで切るかという問題と絡むわけですよ。

 こう書いたつもりです。

 さて、

> とりあえず、文語の「咲きて」の音便で「咲いて」になって云々、というの
>は、理屈では解るんです。ただ、現代口語では、文語と口語の間にかなりの乖
>離がありますし、現在の学校カリキュラムでは、実際の文語を突っ込んでやる
>のは高校に入ってからだと思いますから、

> また、「音便云々」の説明を、連用形でやる必要があるのなら、音便につい
>てもきちんと教える必要がありますし、でないと「音便」とそうでないものと
>の区別がつきにくくなるのでは?と私は考えます。

 この部分ですが、実際にあたしの授業展開はどうかというと。

・まず「話す」とかで五段活用を説明します。活用が一つの行で展開されるこ
とは大体把握してくれます。「話す」というのは音便を使わない動詞なので、
これを基本とします。
・その後で、「咲く」などで連用形で「い」があることを気付かせます。
 この2つの比較により、古文を持ち出さずに音便の話ができますので、ここ
から音便についての話を展開します。
 そこまで終了して、やっと古文ではどうだったかを軽く話します。


 ちなみに、中学では「未然形」などの形を先に教えるのではなく、いろいろ
な単語(助動詞など)を後ろにつけてみて、実際に活用する様を見せていく形
式を取ります(例えば未然形要求の「ない」をくっつける、など)。

 逆に言えば、今の生徒が普段から使っているのは現代仮名遣いの言葉ですか
ら、自然に五段活用の形が(音便も含めて)出来上がってきます。そこに文法
用語を付けていく...そういう授業が展開されます。

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