#13 Article 9514 Posted at 1995/01/31 04:03:58 by 西形きみかず (MAP3788) [E.QUAKE]
Subject: Re:*21 兵庫県南部地震1995.1.17 5:46 /9513 ....... /9386 /9384
Art.9465(自主管理)/Art.9469(WAK)
自>注文を付けられるWAKさんは、とても幸せな人であります。
自>いやホント。世の中には「注文を付ける」ことなんか想いもよらない、
自>「民は知らしむべからず、由らしむべし」の人が、お~ぜい居るので
自>あります。いや、ホント。
W> あ、僕の見解は違いますね。僕なんか不幸よ。食って行かなきゃならんと言
W>うのに、金にならないことばかりに首突っ込んで時間を食い潰しているもの。
W> 人間って、食べることについて思いわずらうほうが、よっぽど自然だと思う
W>の。だから、聖書だっけ、「人はパンのみに生きるにあらず」っての。
W> 人は、パンのみに生きるほうがずっといいの。ただ、それが出来ないという
W>現実があって、そこの折り合いをどうつけるかと…。僕が言った「注文」もそ
W>ういうことなの。
本当に「幸せ」なんぞは、私が省略した部分における WAK さんの書き込みにも
あるように相対的なものでしかないわけですが。まぁ私が「幸せ」と表現したもの
は抽象的なものなのですが、WAKさんは具体的な自分の経験に置き換えてお考え
のようで(もし意図的にやったのならば「コトバのスリカエ」ですが、まさかそこ
まではしませんよね?)。
でも私のような大衆社会論者としては「注文を付ける」ことなんか想いもよらない
人が膨大にいる…ということをまず、厳粛に受けとめたいのです。
多分それは今回の震災においても同じで、政府に注文を付ける以前に、目の前のこ
とで精一杯の人がものすごく大勢居る。それは例えば「とにかく寒くて子供(ここ
では決して「子ども」じゃないんです!)が風邪をひかないか」とか「知ってる人
と連絡が取れない」。あるいは「大切にしていた…が焼けてしまった」とか。せい
ぜい「ボランティアの態度が気に食わない」とか…多分、私の考えもつかない色々
な想いがある。
それを政府への不満に直結させられる人が、いったいどのくらい居るのだろう?
あるいは、政府への注文には絶対にできない不満や絶望もあるだろう。
自>だからこそ、注文を付けられる人には頑張って欲しいし、自分もそう
自>ありたいのですけれどね。
別に私は嫌みを言ったつもりなどなく、その本心はここにあるのですけれども…。
(自分もそうありたい、といっているわけですから)
そういう状況の中で「注文をつける」ことを思い付く人は、まず第一段階において、
間違いなく幸せ。だって、機会を得たんですもの。
だからこそ、その「幸せ」、つまり機会を活かさなきゃならんのです。聖書にもそ
ういう例え話がありますね(大金を預かり、それを活かして殖やした召使い(!)と
土の中に埋めておいた召使いの話。で、主人は前者を褒め、後者を罰した)。
そしてそういう人が社会を主導することになるのです。その最たる例が、本来の
意味での「政治家」。政治屋じゃなくって。
でもそれは上下関係なんかじゃなくって、単なる役割分担にすぎない。それを何か
錯覚するから「差別」が発生するのだけど。
自>でも私はそれができない(したくない)人にそれを強要してはならん…と思う
自>次第なのであります。
W>いや、あなたに強制したんじゃなくて、半ば自分にも言い聞かせるように、
ここでまず、読み違いがあるんです。別に私がどうのこうの…ということは私は
何もいっていない。あくまでも「大衆社会」において大勢居る「注文を付ける」な
んて想いも付かない人のことも、考えてあげたい…といっているわけなんですよ。
だから冒頭の「いや、あなたに強制したんじゃなくって」というのは、正直なと
ころ意味不明。WAKさんは何で「あなたに…」と書いたのでしょう? どこに
も私が「それができない(したくない)人」だとは書いていない以上、無根拠なの
では…?
W>「さぁ、みんなで注文しよー」って叫んだつもりなんです。でも注文なんて簡
W>単よ。建設省やら自治省やら内閣官房やらに電話して、「あれやれよ。これや
W>れよ」っていうだけでも注文。不特定多数がアクセスするこのボード上に書き
W>こむのも「注文」。
注文なんて簡単にできる…というのは私もよく知っています。活動家(笑)ですか
ら。でもそれ故にこそ人を動かすのが如何に大変であるのか、ということをよく
知っているつもり。
それは官僚機構を動かすのがいかに大変であるか、ということもあるし、それ以
上に「みんなに注文を付けさせる」ことが如何に大変か…ということもある。組
織や運動に携わっている者としては、それを知っておくことは義務だと思う。
それを気づかない人ほど、他人を強制的に自分の(!)運動に携わらせようとした
りする…と最近、思ってます。私はそれほど人を馬鹿にした話も少ないと思うの
ですよ。
私の場合、人間はそもそも動かないものだと思っているから、実際に動かせなく
ても絶望しない。むしろ、それが当たり前。だからこそ「みんなで動こう!」な
んて軽々しく言えないのですよ。自分は自分のできる範囲で動くけど(←かつど
ーかの「性」なもので)。
そしてそれだからこそ、誰かが動いてくれたときは嬉しいし、できる範囲で全面
的に応援する。震災に関してはこの前、図書館員の呼びかけを転載したように。
自>わしはフロム主義者だから、ね? (←WAKさんはご存知のハズ)
W> いくらフロムが「自由からの逃避(だったっけ)」を言ったからといって、
W>自主管理さんが「逃避」したんじゃ、それは「フロム主義者の標本」にはなっ
W>ても「フロム主義者」とはちと違うんじゃ…。
これも、とんでもない読み違い。というか明らかになったのは、私が「フロム主
義」とした思想(というか思考法)を、WAKさんはあんましよくご存知でない
…ということでした。それで、
(1)フロムは大衆社会論としてこれを語ったのであって、別に個人の行動につい
てあれこれいっているわけではない。
(2)それにWAKさんは私を「逃避」していると判断した根拠も、明らかにして
いない(多分…存在しないか、読み違いでしょう)。
そういう意味で、WAKさんは二重に間違えていると思う。特に(2)は決めつけ
に基づくのならば、即刻改めてもらいたい…と思うのです。
自主管理
補論。
だからこそ私はその次のアーティクルで「自由からの逃走」している人を責めら
れない、と書きもしたのですが…。それをWAKさんの間違いを正す意味もあっ
て『自由からの逃走』…と二重カギ括弧にしたら(書名の意味になる)、揚げ足を
取られてしまった(笑)。まぁよく考えてみたら、フロムをよく知らない人にああ
いう複雑な、いくつもの意味を含ませる書き方をしたのは、私の間違いではあり
ました。
「フロム主義者という言葉が適切であるのか?」以降の書き込みについても言い
たいこと(つまりWAKさんの「教条性」、と私が感じるものについてですが)は、
もちろんあるのだけど、とりあえずは長くなるし、話が横にそれて #22 ネタにな
るので(してもいいけど、いったん議論を整理した後でなければ、あまり行きた
くない。これはそのうち必ず問題になるので、その時にじっくりやる。ただ今や
るのが適切とは思えない)省略、と。
ちなみにフロム主義者、と書いたことに付いては、本当はあんまりそういう表現
をしない(笑)。敢えて書いたのは、WAKさんが「(人名)主義」というのを嫌い
だとよ~く知っているから、試しにどうなるか書いてみただけなのです。
で、それにどう対応したかを例として、何を指して私が「教条性」と書いたのか
を、よ~く考えて欲しい。本来はWAK さん がそういう人だとは思わないから
こそ、私はああ書いたのだから。
ところで「柱状社会論」「個人不完全論=役割分担論」…なんかは、私の大衆社
会論/民主社会主義の柱なんです。…っと、手の内を明かしてしまった(笑)。