#13 Article 9494 Posted at 1995/01/28 02:26:20 by お~いしいよ (MAP4687) [E.QUAKE]

Subject: Re:*16 兵庫県南部地震1995.1.17 5:46 /9487 ...... /9386 /9384

まもなく、地震発生から2週間を迎えようとしています。
  しかも、死者も5,000人を越え、いつの間にか、「兵庫県南部地震」から
 「阪神大震災」へと、名称も変わっているし……。

  いままで、このことについて書こうとしながら、なかなか書けなかったので
 すが、MASAMI KUN さんへのレスという形で、あたしの考えを少しばかり述べ
 させていただきたいと思います。(長文です m(__)m)

[Art.9433] MA2
>>また、国の防災対策に不備があったならば、つい一昨年まで40年近く政権を
>>担当していたのは自民党なのですからその責任の多くは自民党にあるように思
>>えます。

  まず、この意見については、ほとんど同感です。
  詳しいことは、次の MASAMI KUN さんへのレスの中で述べさせていただきます。

[Art.9487] MASAMI KUN(以下、注釈しないものは全て)
>>1・自民党政権または新生党政権であったらなら 自衛隊の救援要請は早く行われ
>>  被災者の数が少なくとも100名は助かっただろう

  ちょち楽観的すぎる気がしますねぇ……
  結局のところ、以下の点に尽きるわけですが、

>>追加:首相って官僚の中心に立っているやしの実 だって・・・
>>それほど強力なリーダーシップを発揮すれば情報が入るし 発揮しなければ・・・

  今の日本議会における、すべての議員の中で、強力なリーダーシップを持っ
 た首相となりうる人材がいないとあたしは考えていますので、たとえ、自民党
 (単独)政権、新生党政権だったとしても、同じような轍を踏んでいたかもし
 れません。

  例えば、海部俊樹・新生党党首はすぐに現地を視察したということですが
 (1/21放送「茂三の渡る世間の裏話」より)、もし、視察したとして、すぐに
 何らかの対策が打てたか。まあ、「学習」をしているならば少しはマシだった
 かもしれません。「湾岸危機(戦争)」という、「教科書のない事態」を経験
 した元首相として……。

>>仮にも政治権力というものを意識していて政権を長い間担っていただけ「実務
>>能力」はあると評価します。まあ・・・だいぶ低下しているかも知れませんが
>>諺いわく「腐っても鯛」(おいおい)

  どうでしょうねぇ。いままでの自民党政権の中での危機管理体制を見る限り
 では…………いささか疑問です。
  はっきりいって、戦後50年、日本の危機管理体制というものは、まったく
 機能していない、いや、存在していませんでした。一応、形ばかりの危機管理
 システムは存在します。だが、果たしてそのシステムがうまく機能したことが
 あっただろうか?
  例えば、内閣には内閣情報調査室、防衛庁には幕僚部調査部といった、情報
 収集機関がありますが、予算も人員も「ない」に等しく、機能していません。
 (陸海空幕に関しては、情報収集に関してはある程度のものがあるらしいです
 が)もちろん、スパイ活動を宣揚するつもりはありませんが、精確な情報を収
 集し、解析・伝達する機関すら存在しないというのでは、「危機管理」がしっ
 かりできているとはいえません。
  一応、自民党時代、中曽根内閣のころに当時の後藤田官房長官が、ある程度
 整備した内閣官房のシステムも、それ以降の内閣でまったく生かされないどこ
 ろか、さびれさせていった。実際に、湾岸危機(戦争)などのときにはまった
 く機能しなかったわけであるし、自然災害にたいしても同様だ。
  自然災害は、はっきりいって、特に重要な国防事項には違いないのだから、
 しっかりと対応すべきなのに、残念ながら、ここ数年に多発した自然災害に対
 して、決していい対応ができていなかったように思う。

>>もうひとつ 与党内の連携が悪かった という意見も多かったです

  結局、「数合わせ」のみで成り立ってしまった政権ですから、どうしてもそ
 ういう部分はあったでしょう。これは、新進党にもいえるかもしれません。

>>これは独断。おそらく村山さんは自分が今いる地位の権力と責任をご存じない。

  そこは同感。
  もし、村山首相が地位の権力・責任を知っていたなら、このような大災害の
 場合、国家に重要な影響を与えることなのだから、即刻、専門家である救援部
 隊(この場合は、自衛隊になるのだろうが)を派遣すべきであった。もちろん、
 視察するならそれもよかろうが、首相が視察にいったところで、残念ながら、
 実質的なことはできない。それよりも、情報をきちんと把握し、即刻の対応が
 必要だったはずだ。
  しかし、村山首相は、何もできなかった。対策本部をすぐに設置したとか云
 っているようが、それ以前の危機管理システムが機能していないから、すべて
 が後手後手にまわってしまった。だいたい、首相が地震を知ったのがTVニュ
 ースだという自体がひどすぎる。

  はっきりいってしまえば、今回、少なくとも、自分の首を賭けるつもりで、
 首相がリーダーシップを発揮して、決断すべきであったと思う。
  それができなかったのは、いろいろ足枷もあるだろうが、それ以前に責任感
 の欠如に他ならないだろう。

  それは、各部分のトップにもいえると思う。(自衛隊など)

>>100点満点で30点くらいの村山政権に対して まあ90、80という訳には
>>いかないでしょうが・・・ま 60点くらいかな?(笑)

  あたしの個人的意見を述べさせていただくと、以上のことから、村山連立政
 権を30点とするならば、自民党単独政権(もしくは新生党政権?)は、せい
 ぜい40点くらいにしかならないと思う。

>>2・情報収集能力と緊急対応能力は 民間企業にもあり
>>  当然 政府権力や自衛隊も能力を有している。

  この点に関しては、すでに述べたので繰り返しませんね。
  ところで、国の情報収集には内閣情報調査室などがありますが、その情報網
 の多くは、民間の情報機関からもらってることを忘れてはいけないと思います。
 なぜかといえば、職員の数がほとんどいないためです。慢性的な人員不足に陥
 っているので、民間に頼らざるをえないのです。(詳しいことはあたしも知ら
 ないので、この専門の方の解説を待ちます。あたしが間違った解釈をしてる可
 能性もありますので)

>>われわれ民間企業でさえ、ここまでできるのです。緊急時に対応できる能力を
>>持ち備えたメンバーを擁しているのです。いわんや政府、自衛隊です。

  ですから、残念ながら、日本の政府に期待するのは……できないですね。そ
 こを、これから整備すべきだと思うのです。
  あとは、民間の組織などの連携もしなければいけないと思いますが。

>>2・自衛隊には 災害派遣による有効な救助能力を備えていた。
>>  自衛隊と言うのは「自己完結」しているのだそうです。

  「自己完結」した組織だからこそ、こういう災害の中で、活躍できるはずな
 んですよね。もちろん、「自衛隊」というと、「軍事(国防)」ということが
 でてくるですが、今回の阪神大震災は、まさに「大空襲にあった」以上の被害
 を受けたのですから、すぐに出動してしかるべきだったのですよね。

>>  情報収集能力がU社より格段うえなのは言うまでもありませんね。

  それはどうでしょう?
  もちろん、内閣ではなく防衛庁の幕僚部は、訓練を受けた人々がいますから、
 情報収集には長けていると思います。しかし、それを使うとなったら、どうか?
 ……トップの命令が出ない間には動けない、さらに官邸にFAXを送っても受
 け取り手がいない……これでは生かしようがないです。そこには、法整備など
 の問題も絡みますが、こういう災害の場合には……

>> (要するのMA2ちゃんの考え方のほうがびっくりしてしまいます はい!☆)

  あたしの意見はどうでしょう?

      『うまくまとまらなくてごめんなさいm(__)m』 お~いしいよ 拝