#13 Article 8864 Posted at 1994/10/12 05:10:00 by 自主管理 (MAP3788) [RIGHT]

Subject: 権利と義務について

いきなり重い話題をUPします。

皆さんは、権利と義務の関係について、どのようにお考えでしょうか?

私自身は、権利が先行して構わないと考えています。何故ならば、
現代の産業社会、あるいはポスト産業社会、または情報社会においては、
個人の社会における役割はますます小さなものとなっている。
そこで義務を先に、もしくは同時に果たすことを要求しては、結局の
ところ、個人を超えるモノ、あるいは既に主導的な地位を握っている
個人の力が、ますます強大なものとなることに対する抑止力が働かない
ことになりかねない、と感じているので。

つまり「巨大な社会」に対抗するためには、権利の先行以外に方法が
ないと考えるのです。

私が「子どもの権利条約」(政府訳・児童の権利に関する条約。
私訳・未成年者の権利条約)が画期的だと思うのは、まさにこの点です。
この条約は初めて、子どもを保護の対象としてでなく、権利の行使主体
として認めた。そこに新しさがあるわけです。
つまり、未成年者においてとはいえ(未成年者が義務をある程度免除さ
れるのは当然ですから)、「権利」が「義務」に先行することを認めた
訳です。

この条約はコミック規制反対運動においても、強力な武器となっていま
す(青少年条例は条約の精神には、完全に反すると思われる)。それ故、
保守系の評論家(私が見たのは加藤尚武氏…『環境倫理学のすすめ』の
著者)などからは「権利無くして義務無し」の英米法の原則に反する、
などの批判を浴びせられています(私たちの論法が)。

果たして、どの意見が妥当なんでしょうか? 皆さんの意見を求めます。

						自主管理

*この話は、前にN教授と電話でした話が元ネタになってます。
 社会主義者である私は、個人でなく社会が責任をより多く負うべきだ、
 と考えているのです。
 要するに「個人」の絶対性をどこまで認めるか、という話ですな。