#13 Article 8575 Posted at 1994/08/15 03:34:21 by 自主管理 (MAP3788) [SEKININ]

Subject: 桜井前長官の発言とその顛末に寄せて思う

桜井・前環境庁長官の発言ですが…。

 またまた、という感じでこーゆー事件が起きてしまう。まぁ今回は
 とっとと辞めたからいいのか、という気も正直しないではないが、
 それがまた問題の根本的な解決を遠ざける気もする。辞めさえすれば
 いいのかってこと。

 端的にいって、日本の行った侵略戦争の結果、東南アジアの多くの国が
 独立を果たせたというのは、インパクトの面では間違いないと思う。
 (既に独立を予定していたフィリピンを除く)
 ただ問題なのは、侵略戦争を行った当時の日本の指導部が、別に東南ア
 ジア諸国の解放を意図していたわけでも何でもない、ということ。
 要するに「独立」は結果であって、一種の「歴史の皮肉」に該当する
 問題なんだと。
 それを桜井氏のように考えるのは、要するに当時の「大東亜共栄圏」
 なる宣伝に、未だに乗せられている、とゆーことなのやね。そりゃ
 名目上はアジアの解放を唱ってたけどさ、実質は…。
 まぁ、一庶民なら宣伝に乗せられても仕方がない部分もあるが、
 環境庁長官たるものがそうであっては困るのだ。

 でも同じ新聞を見ても、他の大臣の中には、「戦友があの戦争で
 死んだ。戦争は二度としてはならない」というよーな人もいて、
 おいおい、と思ったりする。
 そーゆー被害者意識が「戦争責任」意識の形成を妨げてきたんで
 しょうが。もっともこれは左側の反戦運動にも似た構造があるけど。

 革新側の反戦運動も、長い間やはり「被害者の視点」からの運動で
 あったのは否定できないと思う。ただそれでも運動を続けてきた
 からこそ、昨今の「戦争責任」論にも対応できるだけの蓄積に
 なったという見方もできるが…。一定の責任を有するとはいえる
 だろう。「火垂るの墓」が反戦をテーマにした作品なのは間違い
 ないとしても、やっぱそこから「戦争責任」を導き出すのは、
 難しいし。

				#13 に振ります 自主管理

*あ、後任の宮下創平は、ウチの田舎の選挙区だわ。
 ウチの田舎なんか、こやつの地盤でさー、みんなの家に
 こやつのカレンダーとかあるし。