#126 Article 19727 Posted at 1994/09/20 06:01:29 by うっちゃん (MAP2990) [HIME.LD]
Subject: Re:*20 姫ちゃん人気侮りがたし(笑) /19726 ....... /19280 /19278
>CAV、CLVってなんですか? もう誰か書いてるでしょうけど。 ごく簡単に言うと、 「 最初から最後まで同じ速さで回るのがCAV、 外側はゆっくり回るのがCLVです。」 CAVでは、日米のNTSC方式のLDは1秒間に30回転します。 これはNTSC方式のTVが毎秒30枚の映像を送ってくるので、1周で1枚の映像を記録する ようにしているわけです。 単位時間の回転角度(角速度)が一定なので"Constant Angular Velocity"=CAVです。 LDには記録用のメ〇ラ穴が蚊取り線香状に並んでまして、通常は内側から順に再生 してゆくのですが、1周する度に隣の列にヘッドを戻してやると、常に同じ部分が 再生されます。 CAVではこの1周が1枚の映像に対応しているのいで簡単に静止再生ができるのです。 当初LDはこうしたトリックプレーを売り物に登場したのですが、当時の規格では片面に 30分しか記録できず、90分ものの映画が1枚に収まらないという欠点がありました。 ここに目をつけたのがビクター陣営で、CAVで片面60分記録可能なVHD方式を打ち出し てきたわけです。(この辺はβとVHSの関係と似てます) LDのパイオニア、ソニー陣営はなんとしても片面に60分収める必要が出てきたわけで 長時間用にCLV記録方式を併用することになりました。 CLV記録方式では、円盤の外側では1周の長さが長くなることに注目し、外側にいくに 従って回転数を落としていきます。 ヘッドを通過するディスク速度(線速度)が一定なので"Constant Liner Velocty"=CLVです。 LDでは、内側で毎秒30回転、外側で毎秒10回転まで回転数が変化します。外側で回転数を落とした分記録容量 しかし、特別な電子回路を用意しない限り静止再生等のトリックプレイはできません。 (この回路を搭載したのがデジタルLD) CLV採用以後、LDの宣伝にはトリックプレーよりも、高画質(当時はVHDよりLDの方が 横解像度が高かった、現在は同じ)、超長寿命(LDは何時間でもスチル再生ができる、 VHDは20時間程度、テープは十数分で擦り切れる)を、売り物にするようになりました。 VHD陣営でも解像度のアップを図る、「LDは錆びる」などという卑怯な宣伝までしたの ですが、時既に遅く現在はほぼ駆逐されてしまいました。 だいたい「LDは錆びる」なんていってるメーカが、同じメディアのCDを作ってるんだ から説得力のないこと甚だしい。 CAVとCLVは、版を見ればすぐ判ります。 CAVは円周上の同じ位置に同期信号が書き込まれてますから、反射させると、みょーに 明るい縞が半径方向に見えます。CLVはこれがありません。 ちなみに、ラベルと盤の面は逆(A面ラベルが張ってある方がB面)なので、表裏で記録 方式が異なるディスクは要注意。 うっちゃん