#126 Article 14934 Posted at 1994/04/05 08:31:46 by 速水 明 (MAP4167) [NOVELS]
Subject: 姫ちゃんノベルズNo.19
朝の再放送が終わってしまいました。番組表(TV taro)を見る限りじゃ
四月いっぱいは無理ですね>再開・・・(;_;)
でも、いいんだ「スペセレ」のビデオを買ったから当分は楽しめる(^^)
合宿OFFもある事だし、気合いを入れて(会社で)書くぞぉ!!ォィォィ
「いけいけ!ごーごー!!やりやり!ごーごー!!ジャーンプ!!!」
それでは、お楽しみ下さい。
「姫ちゃんのリボン ~夢物語編~」
第一話 恋の季節は師走のなかで
●S-43 野々原家・姫子の部屋
(いよいよ、今日だ・・・・)
布団にくるまっている姫子はじっと考え事をしていた。
どうやら、大地と遊園地に行くという事が気になって、余り眠れなかったら
しい。
カーテンの隙間からは朝の木漏れ日がさらさらと、窓の隙間から入ってくる風に
吹かれて揺れ動いているようであった。
静寂の時が刻々と過ぎて行き、姫子の心臓の音と、時計の秒針の音だけが耳に
入ってきていた。
そして、聞き慣れた目覚ましの電子音が姫子の部屋にこだましていた。
ピピピピピピピピピピピピピピピ・・・・・・
「ううんん・・・」
元気のない声で卵型の目覚まし・・・時計の上部からひよこが出てきて音がなる・・・
を片手でポンッとひよこの頭を軽く押して目覚ましを止めた。
しばらくして姫子は、今まで被っていた布団ごとむくりと身体を起こすと目覚まし
時計を手に取り時間を確認した。
「7時・・・・・37分かぁ・・・」
ぽつりと呟くとベットを降りて窓のカーテンを一気に開けた。
「うわぁ、まぶしぃぃぃ」
思わず目を細めて右手を額の前方に出して影を作った。
夕べの星空が物語っていたかのように、空は澄み渡り小鳥達が羽ばたいていた。
「おはよう、姫ちゃん。今日は早いね・・・」
一緒に寝ていたポコ太がようやく起きたらしく、姫子に声をかけてきた。
そんなポコ太に軽く笑顔で微笑むと、「おはよう」と明るく答えていた。
●S-44 野々原家・夢子の部屋
姫子が起きだした頃、妹の夢子はまだ夢の中で彷徨っていた。
お気に入りのうさぎのぬいぐるみを抱きしめて眠っている。
やがて、夢子の部屋に、母の花子が起こしに入ってきた。
「ほら、夢子、起きなさい」
「夢、眠い・・・」
「ほらほら、今日は姫子と遊園地に行く日でしょ」
なかなか起きようとしなかった夢子も、その一言で布団からようやく出てきた。
「お母さん、おはよう」
眠たそうな目を擦りながら、半分寝ぼけ眼で母親の方を見た。
「おはよう、夢子」
優しく返事をすると、花子女史は夢子の部屋の窓とカーテンをあけて夢子に
話しかけていた。
「夢子、今日はいい天気よ、良かったわね」
窓から差し込んでくる朝の光を眩しそうに見ると、ベットから降りて、花子女史
をそっと見上げていた。
●S-45 野々原家・キッチン
夢子がキッチンに降りてきたときは、既に姫子が朝食を食べ始めていた。
トーストにかぶりつこうとした時、夢子が入って来たのに気がつき、にっこり
笑って「夢子、おはよう」と声をかけた。
夢子も挨拶を返すとパンを食べ始めた。
二人が朝食を取り終わった後、ダニングでくつろいでいた二人は、大地からの
連絡を待っていた。
プルルルルルルルルル・・・プルルルルルルルル・・・
「来たぁ!!」
姫子と夢子は同時に立ち上がって玄関にある電話の所へと走って行った。
「はい、もしもし野々原ですけど・・・・・・・・・はい、いますけど・・・・はい、
姫子ぉ~小林君から電話よぉ」
姫子達よりも一足先に電話をとった愛子は、あわてて走ってくる姫子に
受話器を渡した。
「ああ、ごめんごめん」
『ええっと、今からそっちに迎えに行くから、もう少し待っててくれ』
「うん、分かった、じゃぁ待ってるね。じゃぁ」
カチン・・・電話を切った姫子を見上げるように夢子は側に立っていた。
「どうだったの」
今まで成り行きを見ていた夢子が姫子に問いかけると、「もうすぐよ」
と一言笑顔で返していた。
つづく
MAP4167 速水 明
ps. 感想まってます。
またしても、遊園地に行けなかった>ストーリー上で・・・
話しが進まないよぉ(T^T)