#126 Article 13619 Posted at 1994/03/04 20:31:10 by 速水 明 (MAP4167) [NOVELS]

Subject: 姫ちゃんノベルズNo.15

スレッド関係
現在 #126/13619 — 「姫ちゃんノベルズNo.15」 1994/03/04 20:31:10 · 速水 明 · MAP4167
     返信先 #126/13725 — 「Re: 姫ちゃんノベルズNo.15 /13619」 1994/03/07 06:00:19 · 小僧 · MAP3957
> 「まったく、風船娘なんだから・・・・」 鉄砲玉でも可だと思います(笑) 「出ていったら、帰らない」という意。 > 二人の声が野々原邸に響きわたり、末っ子の夢ちゃんの元気な「おかえりなさい」 う~ん、出迎えって良いですねぇ。 私が家に帰ると、「シ~ン」として寂しい・・・。 実家に住んでいた時の暖かさを思い出させました。 MAP3957 小僧
     返信先 #126/13783 — 「Re: 姫ちゃんノベルズNo.15 /13619」 1994/03/08 00:16:50 · PAZ · MAP2562
速水さん、いつもご苦労様です。 ・・・ひかるちゃんが活躍してないぃぃぃぃっ!!(ぉぃぉぃ) 明日の学校が楽しみです(笑) PAZ ps. 歪んだ感想だなぁ(^_^;)
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この前、コミックの8巻買って来てびっくりしました。
  いやぁ、所々で伏線を入れてた私としては、まさに エエッ(@_@;))) 状態でして
  コミックオンリー派の私はもう、固まりましたよ実際・・・・・・・(笑)
  だからこれはぁ、真似じゃないのよ、真似じゃないのよ!偶然なのよぉ!!(^^ゞ


  それでは、お楽しみ下さい。

       「姫ちゃんのリボン ~夢物語編~」

第一話 恋の季節は師走のなかで

●S-34 風立市内

  日比野さん達と別れた姫子は、呆然としながら家へと向かっていた。
  (言っちゃった・・・・大地にもまだはっきりと言って無いのに・・・・)
  自分でもどこをどう、歩いているのか分からなくなるほどに考え込んでいた。
  (明日、学校どうしよう・・・・また日比野さんがなんか言ってきそう・・・はぁ)
  ましてや、自分の周りで何が起こっているか、周囲の人が何を話しているのか
  などと、周りに気を配る余裕など全く無かった。
  「ひーめちゃん、久しぶりだね・・・・・・・」
  (ああぁ、こんな時にリボンがあったらなぁ・・・・・考えてもしょうがないかぁ)
  なれなれしく姫子に声をかけた少年は、そのまま相手にされずたたずんでいた。
  姫子も、声をかけられた事など全く気づかず、その少年を無視して通り過ぎて
  行った。
  完全に、無視されたその少年は吹きっさらしの風の中、姫子を見送っていた。
  「姫ちゃぁん、あんまりだよぉ、僕の事無視するなんて・・・・・でもいいや、こう
  してまた会えたんだ。」
  (それにしても、物思いにふける姫ちゃんも可愛いなぁ・・・・)
  少年は一人で納得すると姫子とは逆の方へと歩いて行った。
  暫くして少年の上空を烏が旋回していたが、その事に気が付く人はいなかった。


●S-35 野々原邸周辺

  「姫子っーー!」
  黙々と歩いている姫子に後ろから声をかける少女がいた。
  彼女は、容姿共に人が羨む程の美形の持ち主で、性格は至っておしとやか。
  しかも、自分が美人だからと鼻にかけた態度もとらない、男性から見れば
  女性の鏡とでも言うべき娘である。
  何よりも一番驚くのが、「野々原姫子」の姉だということだろう。
  「姫子っ!姫子ったら、今度はどこに行くつもりなの?」
  (まったく、この娘は・・・・・)
  そう言って、呆然と歩いている姫子を呼び止めた。
  「あっ、お姉ちゃん。」
  今更の如く気がついた姫子は買い物帰りの愛子を見ていた。
  その背後に自分の家が見えており、いつのまにか通り過ぎていたという
  事実を把握するまでに、さほど時間を必要としなかった。
  (んっ?あたしの家が見える・・・・・・!)
  「あれっ?通り過ぎちゃってた。あはははははは」
  参った参ったと軽く頭を叩きながら、通り過ぎた自分の家に向かって行った。
  「あぁ、お姉ちゃんありがと、声をかけてくれなかったら、どこに行ってたやら」
  「まったく、風船娘なんだから・・・・」
  愛子の呟きが聞こえたのかは分からないが、姫子は申し訳なさそうに笑っていた。
  (ああぁ・・・だめだだめだ。もう、考えるのはよそう)
  姫子も自分なりに考えをまとめて、愛子と並んで玄関の前までやってきた。
  そして、二人は何事もなかったかの様に、家の中へと入っていた。
  「ただいまぁ」
  二人の声が野々原邸に響きわたり、末っ子の夢ちゃんの元気な「おかえりなさい」
  が聞こえてきた。

つづく



                                 MAP4167   速水 明

ps. 感想まってます。
  うみゅみゅ、ちょっと今回は短かったかなぁ?(普通?)

  ふふふふ・・・・未だに仕事が終わらず、会社からアクセス中・・・・
  グータラ社員のなせる技!!