#126 Article 12532 Posted at 1994/02/07 19:38:57 by 速水 明 (MAP4167) [NOVELS]
Subject: 姫ちゃんノベルズNo.13
う゛ーーー。
OFFから帰ってきて、こたつで寝てたら風邪が悪化しちまったい。
熱は無い(多分)んだが、鼻水がじゅるじゅるでもう、たばりばせん。
喉も痛いし、今日はもう寝よ・・・・・・・・・・・・・。
ぐぅ・・・・・・・・・ぐぅ・・・・・・・・・・・・・ぐぅ・・・・・・・・
・・・・・・・・・!
あー良く寝た。
んっ?早く始めろって?もう、せっかちなんだから。お・ま・せ・さん(笑)
「姫ちゃんのリボン ~夢物語編~」
第一話 恋の季節は師走のなかで
●S-30 秘密の隠れ家
無事に隠れ家にたどり着いた二人は、テーブルをはさんで向かいあっていた。
通りでの騒ぎの事が、まだ生々しく残っている状況で、姫子も大地もお互い黙った
まま、時が流れていた。
姫子は、今までの出来事を頭の中で整理していた。
また、大地本人も姫子にとった行動と自分のとった態度について、考え直していた。
時折、目が遭う二人だったが、姫子は顔を赤らめてうつむき、大地は照れくさそう
に、顔を反らしていた。
しばらくは、そんな状態が続いていたが、思い切って姫子が大地に話しをきりだし
てきた。
「だ、大地、今日ここに呼んだのは、何か用があるからでしょ?」
そう言うと、ポケットに入れていたメモ用紙をテーブルにそっと置いた。
それを確認した大地は、メモを手に取り、しわを伸ばしながら紙飛行機を作り
始めた。
「なぁ野々原、今度の日曜日、暇か?」
「えっ?」
思いがけない大地の言葉にに戸惑いを感じながら、
「別に何も予定は無いけど」
と短く答えた。
「そうか・・・」
大地は出来上がった紙飛行機を軽く飛ばすと飛んで行った方角を見ていた。
紙飛行機はふらふらと飛んで行き、壁に当たって床に落ちた。
間が持たないと感じた姫子は大地に話しかけた。
「ねぇ、それがどうかしたの?」
「いっいや、大した事じゃないんだ」
いつもと様子が違う大地を見て姫子は怪訝に思っていた。
(大地、どうしたんだろう?なんか、妙にそわそわして)
「なぁ、野々原、今度の日曜日、ゆっ遊園地に行かないか?」
「えっ?ええっ!」
(なっなに?、これってもしかすると、でっデートの誘い?)
そんな事を考えている姫子をよそに、大地は話しを続けた。
「いいか、勘違いするなよ、これは、デートじゃ・・・」
大地が姫子の方を見ると、顔を真っ赤にした姫子が、考え事をしていた。
(こいつ、全然、聞いてねぇな)
「おいっ、野々原!おいっ!」
大地の呼びかけに、ようやく気づいた姫子は、あたふたしながら小さくなっていた。
「ごめん。」
ハハハハハと笑いながらごまかしている姫子に、改めて話しを続けた。
「これは、デートとか、そんなんじゃなくってだな」
その言葉を聞いた瞬間、ムっとしたが、辛うじて抑えながら大地に言い返していた。
「じゃあ、なんで大地と一緒に遊園地に行かなくちゃいけないのよ。」
納得しない姫子をみて大地は、しょうがないといった顔つきで、椅子の背もたれに
もたれかかった。
「実は、森太郎の事なんだけど・・・」
「森太郎君がどうかしたの?」
「ああ、森太郎のヤツ最近元気が無くってな。家にいても、このあいだ夢子ちゃん
達と行った遊園地の写真を見て寂しそうにしてたんだ。」
「へぇー森太郎君がぁ」
「どうも、新しい幼稚園ではうまくいってないらしくって・・・。
そこで、今度の日曜日に、遊園地へ夢子ちゃんを連れてきてほしいんだ」
「へぇ、そう言う事だったの?」
それでも、姫子は大地と一緒に遊園地に行けるということで、舞い上がっていた
のであった。
●S-31 風立市内
「やれやれ、野々原さんには困ったもんだわ。」
駅前のバーガーショップの一角を陣取っている「大地君ファンクラブ」の
面々が、今朝の出来事について話し合っていた。
「でも会長、わたし達って完全に無視されてませんか?」
副会長の伊藤が、今までの経過を話し、その結果をまとめて話していた。
「そうよ。そこが気に入らないのよ。大地君も大地君だわ。私というものがあり
ながら・・・」
(会長ぉ・・・抜け駆けは禁止では・・・・)
心の中で呟く会員達をよそに話しはまだまだ続いていた。
会長である日比野さんは、何とかして姫子を大地から引き離そうと、躍起になって
いる。
その巻き添えを食らっていると言っても過言ではないこの二人、副会長の伊藤と
書記の江藤は、新たな日比野さんの作戦に付き合わせられる運命にあった。
当の本人達にとってはいい迷惑である。
「明日は、野々原さんに逃げられないようにしないと・・・」
(野々原さん、見てなさいよ)
そう呟くと窓の外を眺めていた日比野さんは道を歩いているある人物に気がついた。
(あらっ?あれは!・・・・)
どうして?といった顔つきでで外を呆然と見ていた。
つづく
どうも遅くなってすみません。m(__)m MAP4167 速水 明
ps. 感想まってます。