#126 Article 11619 Posted at 1994/01/26 00:33:01 by 速水 明 (MAP4167) [NOVELS]

Subject: 姫ちゃんノベルズNo.11

スレッド関係
現在 #126/11619 — 「姫ちゃんノベルズNo.11」 1994/01/26 00:33:01 · 速水 明 · MAP4167
     返信先 #126/11765 — 「Re: 姫ちゃんノベルズNo.11 /11619」 1994/01/29 12:24:44 · PAZ · MAP2562
速水さん、いつもご苦労様です。 なんか、ひかるちゃんってば、作者の視点からも 「日比野さん」なんですね(笑) あぁ、ひかるちゃんにもっとセリフをぉぉぉぉぉっ!(ぉぃぉぃ) PAZ
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うううぅぅぅぅ・・・・(T^T)g
  みんな、読んでくれてたんですね。本当にありがとうございます。m(__)m
 ってな感じで感激しまくっている速水 明です。

 回を重ねること11回。結構掲載?ペースが落ちていますが、きちんと考えて
 書いてますんで、これからもよろしく!!



       「姫ちゃんのリボン ~夢物語編~」

第一話 恋の季節は師走のなかで

●S-23 風立一中・放課後

授業も無事に終わり、放課後の解放感と慌ただしさが訪れていた。
校庭では、野球部、サッカー部、陸上部などが練習を始めていた。
まだ、教室に残っている者も、友達と話しをしたりしていた。
その、教室の一角に男子の群れが出来ていた。
そのほとんどが、サッカー部や野球部といった運動部の者達だった。
「なあ、大地。今度の日曜日、練習試合なんだ。助っ人頼むよ」
サッカー部の男子が大地に助っ人を頼み込んでいる。
しかし大地は「悪い」と断っていた。
そんな大地をよそに、帰りの準備を整えていた姫子は授業中に大地から渡された
メモを見て一度大地を見た。
相変わらず、助っ人を頼まれている大地は当分放してもらえそうにない様子で、
「これは・・・無理かな」
そう判断した姫子は苦笑いしながら廊下へと出て行った。
廊下を歩いていると後ろから、聞き慣れた声が聞こえてきた。
親友のいっちゃんである。
「あれっ?いっちゃん。愛美は?」
姫子の問いかけにいっちゃんは両肩を少し浮かして「剣道部」と短く答えた。
「へぇ、愛美もやるねえ。」
「そうでもないのよ、これが。」
「えっ、テツ君と何かあったの?」
「違う、違うその逆。愛美ったら今度、高田君と遊園地に行くって大はしゃぎ
なのよ」
いっちゃんの一言で姫子の目が皿のようになった。
「愛美ってもう、そんなとこまでいったの?」
「行ったんじゃなくて、今度行くのよ。」
さらりとボケたいっちゃんに気づいて、姫子は笑いながら下駄箱の所までやってきた。
靴を履き終えるといっちゃんが話しかけてきた。
「ねえ、姫ちゃん。あそこにいるのって、日比野さんじゃない?」
そう言うと、その方角を指さした。
そこには腕を組んで見るからに誰かを待ってますといった感じで日比野さんが立って
いた。
「げっ、本当だ・・・。」
悪い予感を感じながら、二人は校門の方へと向かって行った。
悟られないように、いっちゃんと笑いながら日比野さんの横を通り過ぎて行った。
(ほっ、考えすぎか・・・)
すっかり安心しきっている姫子に日比野さんが声をかけてきた。
「野々の原さん。おそかったわね。」
(やっぱり・・・・・)
深いため息をつくと日比野さんのほうを見た。
「今度はなに!」
姫子の迫力に一瞬怯んだが、そんな事に屈する日比野さんではなかった。
「なによ、そんなに恐い顔することないじゃない。」
「・・・・で、用件は?」
姫子の前で毅然としている日比野さんは大地の事を話し始めた。
(あー、またか・・・・なんで、あたしばっかりこんな目にあうんだろ?)
(本当についてないなあ・・・・・)
日比野さんの話しを聞きながらそんな事を考えていた。
そこへ、自転車に乗った大地が近づいてきて、
「じゃあな、日比野!」
と声をかけると、軽く片手を上げるとそのまま去って行った。
思いがけない出来事に日比野さんは、姫子の事をすっかり忘れてしまい、完璧に
舞い上がっていた。
そんな日比野さんを後目にいっちゃんが、小声で姫子にささやいた。
「姫ちゃん、いまのうちに行こ。」
「う、うん」
じりじりと後退していく姫子にも気づかず、日比野さんは自分の世界に浸りきって
いた。
ようやく、日比野さんから解放された姫子は校門を出て行った。
(大地・・・・・ありがとう。でも、明日、日比野さん、また来るだろうなあ)
そんな事を思いながら、二人は家路に向かって行った。
姫子は途中、いっちゃんと別れて、約束場所の廃屋へと急いだ。

つづく




次回予告(笑)

大地に秘密の隠れ家に来いと言われて行った姫子であったが、そこでは衝撃的な
出来事が・・・・・。
一体、二人に何が起こったのか?。
風雲急を告げる姫ちゃんノベルズ! 「第一話 恋の季節は師走のなかで」
お楽しみに!!

            OFF会を前にして燃えに燃えている  MAP4167   速水 明

ps. 感想まってます。