#126 Article 11003 Posted at 1994/01/05 22:45:36 by MAY.H (MAP4167) [NOVELS]
Subject: 姫ちゃんノベルズNo.6
どおもっ。MAY.Hです。
この間、ようやく「姫ちゃんのリボン」のCDを見つけて買いました。(これが
また、ほとんどのCD屋さんには置いてない)
なかでも「CDシネマ マジカル・リボン・ツアー」はベリーベリーグッドですね。
今回の年末年始は「姫ちゃん」で暮れて、「姫ちゃん」で始まり、もう姫ちゃん一色。
この「姫ちゃんノベルズ」を書いて、話や描写に詰まると「姫ちゃんのリボン」の
コミックを読んで構想を練るし、今では頭のなかで姫ちゃん(大谷育江さん)が
元気に駆け回っています。
そんなわけで、「姫ちゃんのリボン ~夢物語編~」(^^)をお送りします。
6回目だよーん
第一話
●S-10 野々原家・姫子の部屋
姫子はベットに寝ころんで今日、学校での出来事について考えていた。
(うーん、ほんと、今日は何やってんだろあたしって)
「はぁあ」
「どうしたの姫ちゃん、元気ないけど」
ポコ太が心配そうに姫子の目の前にやってきた。
「ちょっとねー」
「学校で何かあったの?また日比野さんにいちゃもんつけられたとか」
「そんなんじゃないんだけどね・・・」
「ふーん(また大地とケンカでもしたのかな?)」
ポコ太を両手でつかんで、体を起こすとため息をついた。
「ねぇポコ太、大地ってあたしにとってなんなのかな。自分でもわけが分からな
くなるときがあるし」
「えっ」
ポコ太は思いがけない姫子の問いかけに思わず聞き返した。
姫子もハっと我に返り、顔を真っ赤にして「今のは忘れて忘れて」といってポコ
太を振り回していた。
「ひ~め~ちゃ~ん。目~が~ま~わ~る~よ~」
「あ~っ、ごめ~んポコ太~!大丈夫?」
「も~、姫ちゃんったら乱暴なんだから~」
ふらふらしながら姫子を見つめた。
「大地はいい奴だよ。姫ちゃんが困っているときは助けてくれるし、それにボク
じゃ姫ちゃんを守ってやれないし・・・」
そういうと照れながら姫子に背を向けてぽつりと呟いた。
「そ、それに姫ちゃんが好きになった人だもん。今はまだ気持ちがはっきりして
ないだけで、いつかきっと本当に『好きだ』って言える時がくるよ」
「ポコ太・・・。ありがとう・・・」
後ろを向いたままのポコ太をそっと抱きかかえるとギュっと抱きしめた。
「姫ちゃん・・・(よっぽど大地の事が好きなんだ)」
しばらくポコ太を抱きしめていた姫子は、そっとポコ太を降ろすとベットから降りた。
「よーし、全部話したからすっきりしたぞー」
「やっといつもの姫ちゃんらしくなったね。」
そういうとポコ太は姫子の足元にやってきた。
2人は顔を合わせるとうなずきあい、横に並んだ。
「じゃあ、いつもの奴いくよ!」
「うんっ」
「せーの、いけいけゴーゴージャーンプ」
今までふさぎ込んでいたのがうそだったように部屋からは明るい笑い声が聞こえていた。
つづく
4167 MAY.H
感想まってます。